日本語の述語(~です)にあたる言葉は、英語では「述語動詞」と呼ばれています。多くの場合、略して動詞と呼ばれます。
単語の意味や役割によって10のグループに分けられますが、文法上そのグループを品詞と呼びます。今回は10の品詞の一つの動詞についてお伝えします。
例外を除き、英語の文には必ず「主語」と「述語動詞」があります。
文の要ともいえる述語動詞に使われる品詞が動詞です。
★動詞は意味や時制などに合わせて次のように語形変化します。文字通り「形」が変わります。
・原形 (例 be〔come〕)
・現在形 (例 is/am/are〔come/comes〕)
・過去形 (例 was/were〔came〕)
・過去分詞形 (例 been〔come〕)
・~ing 形 (例 being〔coming〕)
*~ing形には「現在分詞」と「動名詞」があります。
★動詞には、自動詞と他動詞、状態動詞と動作動詞、など色々な分け方がありますが、まずは be動詞と一般動詞の違いについて確認しておきましょう。
be 動詞とは
be 動詞とは (am / are / is / was /were) のことです。
意味
① ~です
② ~にあります/います
be 動詞は、人や物の性格、仕事、状況、様子、場所などを表すときに使い、とても頻繁に使われます。
なぜ be動詞という名前?
動詞は語形変化します。つまり、色々な形に変化し、使い分けられています。その形には、原形、現在形、過去形、過去分詞、現在分詞、など色々な名前がついています。
be 動詞の現在形は am / are / is、過去形はwas / were (それぞれ主語によって使い分けます)です。
そして、原形がbe なので、be 動詞と呼ばれているのです。
(原形は助動詞が含まれる文で使われたり、命令文の文頭に置かれます。詳しくは後日)
一般動詞とは
一般動詞は、be 動詞以外の動詞です。例えば play / study / come / walk / run など、たくさんあります。
意味はそれぞれ違います。
be 動詞と一般動詞の違い
この2つの動詞の違いは、否定文(~ではない)と疑問文(~ですか)の語順の違いです。それぞれ、肯定文(~です)とどう違うのかみてみましょう。
否定文
be 動詞
He is not a student. (肯定文 He is a student.)
be動詞の後にnot
一般動詞
He does not like natto. (肯定文 He likes natto.)
一般動詞の前に助動詞 (ここではdoes)+not
疑問文
be 動詞
Is he a student? (肯定文 He is a student.)
文頭にbe動詞
一般動詞
Does he like natto? (肯定文 He likes natto.)
文頭に助動詞(ここではdoes)
今回のポイント
今回のポイントは、なぜbe 動詞と一般動詞を分けて考えるのかです。単語の数は一般動詞の方が圧倒的に多いのですが、否定文、疑問文の語順が違うため、2つに分けて考えられるのです。
次回からは、be 動詞と一般動詞の使い方について詳しく説明します。
品詞については、こちら↓も参考にしてください。
次の記事はこちら↓
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