今回は動名詞についてお伝えします。
まずは動名詞について確認しておきましょう。
動名詞〈動詞の原形 + ~ing〉とは:
■ 「~詞」と呼ばれますが、単語の意味や役割によって分けられる10の品詞には含まれません。
■ 動詞の働き方の一つで、動詞が名詞に変化したもので、「~すること」という意味を表します。
文中で、主語、補語、目的語として使われます。
■ 不定詞の名詞的用法と共通点が多いですが、異なる点もあります。
詳しくはLesson 21 で説明いたします。
ここ大事!
動名詞は動詞の機能や性質も持っているため、次のような場合もあります。
1.目的語や補語、修飾語を後に続ける
2.文中の主語や目的語とは別に、動名詞の意味上の主語や目的語がある
3.受動態、完了形の形がある
動名詞句が主語になる場合:
1. Watching movies is fun. (SVC)
(= It is fun to watch movies.)
映画を見ることは楽しいです。
ここ大事!
動名詞を含む語句(ここでは watching movies) は単数扱いです。
直前の movies (複数) につられて述語動詞を are としてしまう間違いが多いので、注意しましょう。
補語になる場合:
2. My hobby is playing tennis. (SVC)
(= My hobby is to play tennis.)
私の趣味はテニスをすることです。
目的語になる場合:
3. I like listening to classical music. (SVO)
(= I like to listen to classical music.)
私はクラッシック音楽を聞くことが好きです。
ここ大事!
「~すること」のように動詞が名詞に変化した語を目的語にする場合は、不定詞か動名詞かのどちらかを使います。
述語動詞によって、目的語に不定詞を続けるか動名詞を続けるかが決まっています。
( like はどちらも可能で、意味もほぼ同じです。)
詳しくは Lesson 21 で説明いたします。
4. My sister is good at playing the piano.
私の妹はピアノを弾くことが得意です。
ここ大事!
動名詞は、動詞だけでなく前置詞の目的語としても使うことができます。
ところが、同じように動詞が名詞に変化した不定詞の名詞的用法は、前置詞の目的語として使うことはできないので注意が必要です。
✖ My sister is good at to play the piano.
5. Please forgive me for not calling you yesterday.
昨日あなたに電話しなかったことをお許しください。
ここ大事!
「~しないこと」のように動名詞を否定する場合は、動名詞の直前に not や never を置きます。
問題
英語で言いましょう。
1. 映画を見ることは楽しいです。
2. 私の趣味はテニスをすることです。
3. 私はクラッシック音楽を聞くことが好きです。
4. 私の妹はピアノを弾くことが得意です。
5. 昨日あなたに電話しなかったことをお許しください。
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