今回は再帰代名詞についてお伝えします。
代名詞には人称代名詞、指示代名詞、不定代名詞の3種類があります。
まずは人称代名詞について説明しています。
人称代名詞とは何かについては Lesson 8 Unit 1で説明しています。
再帰代名詞は -self、-selvesという形で、辞書などには oneself で表されています。
1.再帰用法
動詞や前置詞の目的語が、その文の主語と同一人物のときに使われます。
ここ大事!
通常動詞や前置詞の後には「目的格」ですが、主語と同一人物の時には、「再帰代名詞」を使います。
1人称単数 1-A I tried to accept myself.
私は自分自身を受け入れようとしました。
1人称複数 2-A We enjoyed ourselves.
私たちは楽しみました。
ここ大事!
enjoyは他動詞なので必ず目的語が必要です。
その際、the partyなどの具体的な物を目的語にすることもできるし、このように「再帰代名詞」を使うこともできます。
他動詞についてはこちら↓を参考にしてください。keikoringbasic.hatenablog.jp
2人称単数 3-A Please take care of yourself.
体に気をつけてくださいね。
2人称複数 4-A Please introduce yourselves.
どうか(あなた方の)自己紹介をしてください。
ここ大事!
( 省略されていますが) 命令文の主語は you なので、目的語と同一人物と考えることができます。
3人称単数(男性) 5-A He looked at himself in the mirror.
彼は鏡で自分を見ました。
3人称単数(女性) 6-A She made herself at home.
彼女はくつろぎました。
make oneself at home: くつろぐ
3人称単数(物) 7-A His talent expressed itself.
彼の才能が表れました。
3人称複数 8-A They looked at themselves.
9-A They made themselves at home.
10-A They expressed themselves.
ここ大事!
3人称は男性でも女性でも物でも、それらが混ざっていても全てthemselvesで表します。
2.強調用法
文中の(代)名詞を再帰代名詞で強調することがあります。
ここ大事!
1.再帰用法は文の中で「目的語」として使われているため、これがないと文が成り立ちませんが、2. 強調用法の場合は文の要素ではないので(役割はないので)これがなくても文が成り立ちます。
つまり、修飾語(おまけ)として使われ、強調する(代)名詞のすぐ後ろに置かれたり、文尾に置かれたりします。
11. You must do it yourself.
あなたが自分でやらなければいけません。
12. Mr. Tanaka himself came here.
田中さん自身がここに来ました。
13. Life itself is a treasure.
人生そのものが宝物です。
3.慣用表現
再帰代名詞を使った慣用表現もあります
between oneselves ここだけの話ですが
by oneself 一人で
for oneself 自分のために、一人で
in oneself それ自体は、本来は
14. I live by myeslf.
私は独り暮らしです。
15. Between ourselves, I do not want to go there.
ここだけの話ですが、私はそこへは行きたくないのです。
問題
英語で言いましょう。
2-A 私たちは楽しみました。
3-A 体に気をつけてくださいね。
4-A どうか(あなた方の)自己紹介をしてください。
5-A 彼は鏡で自分を見ました。
7-A 彼の才能が表れました。
9-A 彼女たちはくつろぎました。
13. 人生そのものが宝物です。
14. 私は独り暮らしです。
この用法が正しく理解できていない人がとても多いようです。
この機会に正しく理解しておきましょう。
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こちら↓も参考にしてください。