代名詞には人称代名詞、指示代名詞、不定代名詞の3種類があります。今回は主に不定代名詞の one、another、other についてお伝えします。
不定代名詞とは不特定の人、物、数量などを指す代名詞のことで、one、another、
other、 both、some、 any、 either、all、each、neither などがあります。
今回はone、another、other(s)、some、any について説明します。
１．one
前に出てきた可算名詞の繰り返しを避けるために用いられます。
不定代名詞の one は不特定の一つや一人を表します。
２つまたは2人以上の中から、どれか１つまたは1人を最初に取り上げるときにも用いられます。
2．another ← an ＋ other
前に出てきた可算名詞の繰り返しを避けるために用いられます。
不定代名詞の another は不特定のほかの一つや一人を表します。
後ろに名詞を伴う形容詞の用法もあります。(例 another coffee)
3．other （単数）
前に出てきた可算名詞の繰り返しを避けるために用いられます。
不定代名詞の other の前に定冠詞の the をつけて特定の一つや一人を表します。
後ろに名詞を伴う形容詞の用法もあります。(例 (the) other student)
4．others （複数）
前に出てきた可算名詞の繰り返しを避けるために用いられます。
不定代名詞の others の前に定冠詞の the をつけて特定の物や人を表します。
5．some / any (複数)
前に出てきた名詞の繰り返しを避けるために用いられます。
可算名詞の複数形の代わりにも、不可算名詞の代わりにもなります。
不定代名詞の someは不特定の物や人を表します。
いくらかの物や人の中から、いくつか、何人かを最初に取り上げるときにも用いられます。
通常肯定文では some が、否定文や疑問文では any が用いられます。
後ろに名詞を伴う形容詞の用法もあります。
(例 some students / some coffee)
ここ大事！
ここでの「不特定」とは、他にもまだ取り上げられていない物や人があること、「特定」とは、全て取り上げたあとの最後の物や人を指します。
1.
I have two brothers.
One lives in Tokyo.
The other lives in Fukuoka.
私には兄が2人います。
1人は東京に住んでいます。
もう1人は福岡に住んでいます。
2.
I have three brothers.
One lives in Tokyo.
Another lives in Kyoto.
The other lives in Fukuoka.
私には兄が3人います。
1人は東京に住んでいます。
もう1人は京都に住んでいます。
最後の1人は福岡に住んでいます。
3.
I have three brothers.
One lives in Tokyo.
The others live in Fukuoka.
私には兄が3人います。
1人は東京に住んでいます。
残りの2人は福岡に住んでいます。
4.
There are a lot of foreign students in my school.
Some are from France and others are from Germany.
私の学校には多くの留学生がいます。
フランス出身の学生もいれば、ドイツ出身の学生もいます。
5.
Some like to live in urban areas, and others do not.
都市部に住むのが好きな人もいれば、そうでない人もいます。
注意
4. と 5. は残り全員ではないため others の前に theがついていません。
問題
英語で言ってみましょう。
1.
私には兄が2人います。
1人は東京に住んでいます。
もう1人は福岡に住んでいます。
2.
私には兄が3人います。
1人は東京に住んでいます。
もう1人は京都に住んでいます。
最後の1人は福岡に住んでいます。
3.
私には兄が3人います。
1人は東京に住んでいます。
残りの2人は福岡に住んでいます。
4.
私の学校には多くの留学生がいます。
フランス出身の学生もいれば、ドイツ出身の学生もいます。
5.
都市部に住むのが好きな人もいれば、そうでない人もいます。
それぞれの使い方を確認しておきましょう。
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