代名詞には人称代名詞、指示代名詞、不定代名詞の3種類があります。今回は不定代名詞の each、all、neither についてお伝えします。
不定代名詞とは不特定の人、物、数量などを指す代名詞のことで、one、another、 other、 both、some、 any、 either、all、each、neither などがあります。
今回は each、all、neither について説明します。
1.each
「ぞれぞれ」という意味です。
単数扱いです。
後ろに単数名詞を伴う形容詞の用法もあります。
「each+単数名詞」は単数扱いです。
(例 each student / each member)
1.
All of them are made by hand.
Each is different.
それらは全て手作りです。
それぞれが違います。
2. each of ~
後ろに「複数形の代名詞」や 「the / one's / these など+複数名詞」を伴い、「~のそれぞれ」という意味です。
原則的に単数扱いです。(口語では複数として扱われることもあります。)
2.
He answered each of my questions.
彼は私の質問に一つ一つ答えてくれました。
3.
Each of them has a computer.
彼らは、それぞれがコンピューターを持っています。
注意!
前置詞の後なので代名詞は them のように目的格が使われています。
3.all
「3つ以上の物、または3人以上の人、全て」を表します。
可算名詞を指す場合は複数扱い、不可算名詞を指す場合は単数扱いです。
後ろに複数名詞を伴う形容詞の用法もあります。
(例 all students / all my students)
4.
I have five cousins.
All are boys.
私にはいとこが5人います。
みんな男の子です。
4.all of ~
後ろに「複数形の代名詞」や 「the / one's / these など+複数名詞」を伴い、「~のすべて」という意味です。
5.
All of us like him.
私たちはみんな彼のことが好きです。
注意!
前置詞の後なので代名詞は us のように目的格が使われています。
6.
All of the students in this class can play the piano well.
このクラスの生徒全員が上手にピアノを弾くことができます。
5.neither
「どちらも~ない」という意味です。
単数扱いです。
7.
I have two brothers.
Neither is married.
私には2人の兄弟がいます。
どちらも結婚していません。
6.neither of ~
後ろに「複数形の代名詞」や 「the / one's / these など+複数名詞」を伴い、「どちらも~ない」という意味です。
原則的に単数扱いです。(口語では複数として扱われることもあります。)
8.
I asked him two questions.
He answered neither of them.
私は彼に2つ質問をしました。
彼はどちらにも答えませんでした。
注意!
前置詞の後なので代名詞は them のように目的格が使われています。
ここ大事!
neither of ~ は 「2つ、または 2人」が対象です。
3つ以上の物、または 3人以上の人が対象のときは none of ~を用います。
問題
英語でいいましょう。
1.
それらは全て手作りです。
それぞれが違います。
2.
彼は私の質問に一つ一つ答えてくれました。
3.
彼らは、それぞれがコンピューターを持っています。
4.
私にはいとこが5人います。
みんな男の子です。
5.
私たちはみんな彼のことが好きです。
6.
このクラスの生徒全員が上手にピアノを弾くことができます。
7.
私には2人の兄弟がいます。
どちらも結婚していません。
8.
私は彼に2つ質問をしました。
彼はどちらにも答えませんでした。
each、all、neither を正しく使いこなしましょう。
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