『文法』は言語全体のルールですが、特定の単語や語句にのみ当てはまるルールを『語法』と呼びます。
これまでの文法の Lesson で語法についても説明している場合もあります。
Lesson 33 では、特に注意が必要な語法についてお伝えします。
Unit 11 では〈SVO+from[on]+名詞〉の形をとる動詞についてお伝えします。
★from は「起点・出所・由来・原料」などを表します。
★on は「接触・近接・関連・対象・手段・目的・状態・所属・主題」などを表します。
例文で確認しましょう。
1. You should distinguish reality from fantasy.
あなたは現実と空想を区別した方がいいです。
★distinguish A from B
「AとBを区別する」
2. I ordered a suit from that tailor's shop.
私はあの洋服屋にスーツを注文しました。
★order A from B
AをBに注文する
注意
from ではなく to を使う間違いが多いので気をつけましょう。
3. Subtract 2 from 5.
5から2を引きなさい。
★subtract A from B
「AをBから引く」
その他の〈SVO+from+名詞〉の形をとる動詞:
★derive A from B
「AをBから引き出す」
★separate A from B
「AをBと分ける」
★protect A from B
「AをBから保護する」
など
4. They impose heavy fines on speeders.
彼らはスピード違反者に重い罰金を課します。
★impose A on B
「AをBに課す」
5. Don't inflict your opinion on me.
あなたの意見を私に押しつけないで。
★inflict A on B
「AをBに押しつける」
その他の〈SVO+on+名詞〉の形をとる動詞:
★confer A(学位、賞、栄誉、権利など) on B(人)
「AをBに授与する」
など
問題
英語で言いましょう。
1. あなたは現実と空想を区別した方がいいです。
2. 私はあの洋服屋にスーツを注文しました。
3. 5から2を引きなさい。
4. 彼らはスピード違反者に重い罰金を課します。
5. あなたの意見を私に押しつけないで。
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