『文法』は言語全体のルールですが、特定の単語や語句にのみ当てはまるルールを『語法』と呼びます。
これまでの文法の Lesson で語法についても説明している場合もあります。
Lesson 33 では、特に注意が必要な動詞の語法についてお伝えします。
Unit 3 では「that 節に動詞の原形を使う動詞」についてお伝えします。
★提案・要求・命令・主張などを表す動詞が that 節を目的語に取る場合、主語や時制にかかわらず that 節の中の動詞が原形または〈should+動詞の原形〉になることがあります。
その場合、that 節の内容が「実際にはまだ行われていない仮定の内容」になっており、この用法を仮定法現在と呼びます。
同じような意味を持つ形容詞を使った場合も仮定法現在の用法が使われます。
ここ大事!
このような動詞を使っていても、話し手が that 節の内容を事実として話す場合は直説法で表します。
例文で確認しましょう。
1. I suggested that Tom wait[should wait] until the last minute.
私は、トムはぎりぎりまで待ってはどうかと提案しました。
★suggest の目的語となる that 節の述語動詞が原形または〈should+動詞の原形〉になります。
2. She advised that Tom be[should be] more active.
彼女は、トムはもっと積極的になるように忠告しました。
★adviseの目的語となる that 節の述語動詞が原形または〈should+動詞の原形〉になります。
3. She insisted that Tom live[should live] with his parents.
彼女は、トムは両親と一緒に暮らすよう主張しました。
★insistの目的語となる that 節の述語動詞が原形または〈should+動詞の原形〉になります。
この用法で使われるその他の動詞:
demand ~を要求する
order ~を命令する
propose ~を提案する
recommend ~を勧める
require ~を必要とする
など
問題
英語で言いましょう。
1. 私は、トムはぎりぎりまで待ってはどうかと提案しました。
2. 彼女は、トムはもっと積極的になるように忠告しました。
3. 彼女は、トムは両親と一緒に暮らすよう主張しました。
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