『文法』は言語全体のルールですが、特定の単語や語句にのみ当てはまるルールを『語法』と呼びます。
これまでの文法の Lesson で語法についても説明している場合もあります。
Lesson 33 では、特に注意が必要な動詞の語法についてお伝えします。
Unit 1 では「意外な意味を表す自動詞」についてお伝えします。
例文で確認しましょう。
1. This knife cuts well.
このナイフはよく切れます。
★cut は他動詞で「~を切る」という意味もありますが、刃物などを主語にして自動詞で「切れる」という意味で使われることもあります。
多くの場合、well などの様態を表す副詞と一緒に使われます。
2. This box will do as a table.
この箱がテーブルの代わりになります。
★do は助動詞として使われるほか、他動詞として「~をする、~に従事する」などの意味もありますが、ものなどを主語にして自動詞で「役に立つ、用が足りる、適している、~に間に合う」などの意味で使われることもあります。
通例 will と共に使われます。
3. This book reads easily.
この本はスラスラ読めます。
★read は他動詞で「~を読む」、自動詞で「読む」という意味もありますが、読まれるものを主語にして「~のように読める、~と読み取れる、~と書いてある」などの意味で使われることもあります。
通例様態を表す副詞や〈as if+節〉〈like+名詞〉と共に使われます。
4. This job pays well.
この仕事は割に合います。
★pay は他動詞で「~を支払う」、自動詞で「支払う」という意味もありますが、仕事などを主語にして「割に合う」などの意味で使われることもあります。
通例様態を表す副詞と共に使われます。
5. His new book sold well.
彼の新刊はよく売れました。
★sell は他動詞で「~を売る」、自動詞で「売る」という意味もありますが、商品などを主語にして「売れる、需要がある」などの意味で使われることもあります。
通例様態を表す副詞と共に使われます。
問題
英語で言いましょう。
1. このナイフはよく切れます。
2. この箱がテーブルの代わりになります。
3. この本はスラスラ読めます。
4. この仕事は割に合います。
5. 彼の新刊はよく売れました。
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