『文法』は言語全体のルールですが、特定の単語や語句にのみ当てはまるルールを『語法』と呼びます。
これまでの文法の Lesson で語法についても説明している場合もあります。
Lesson 33 では、特に注意が必要な動詞の語法についてお伝えします。
Unit 10 では〈SVO+(in)to+名詞〉の形をとる動詞についてお伝えします。
★to は「方向・到達点」などを表します。
★into は「動き・変化・結果・熱中」などを表します。
例文で確認しましょう。
1. He attributed his failure to bad luck.
彼は自分の失敗を悪運のせいにしました。
★attribute A(結果・功績など) to B
「AをBの結果とみなす」
2. Leave it to me.
私にお任せください。
★leave A to B
「AをBに任せる」
3. I owe my success to my wife.
私が成功したのは妻のおかげです。
★owe A to B
「AはBのおかげである」
その他の〈SVO+to+名詞〉の形をとる動詞:
★bring A(人など) to B(物、場所など)
「AにBを持ってくる、AをBに来させる」
★take A(人) to B(場所など)
「AをBに連れて行く」
など
4. They turned ideas into products.
彼らはアイディアを商品化しました。
★turn A into B
「AをBに変える」
5. They make milk into cheese and butter.
彼らは牛乳をチーズやバターにします。
★make A into B
「AをBに加工する」
その他の〈SVO+into+名詞〉の形をとる動詞:
★translate A into B
「AをBに翻訳する」
★divide A into B
「AをBに分割する」
など
問題
英語で言いましょう。
1. 彼は自分の失敗を悪運のせいにしました。
2. 私にお任せください。
3. 私が成功したのは妻のおかげです。
4. 彼らはアイディアを商品化しました。
5. 彼らは牛乳をチーズやバターにします。
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