『文法』は言語全体のルールですが、特定の単語や語句にのみ当てはまるルールを『語法』と呼びます。
これまでの文法の Lesson で語法についても説明している場合もあります。
Lesson 33 では、特に注意が必要な動詞の語法についてお伝えします。
Unit 9 では〈SVO+with+名詞〉の形をとる動詞についてお伝えします。
★with は「付帯・所有・同伴・道具・手段」などを表します。
例文で確認しましょう。
1. He often helps me with my homework.
彼はよく私の宿題を手伝ってくれます。
★help A(人) with B
「AをBの面で助ける」
注意1
✖ He often helps my homework.
★宿題を目的語にすることはできません。
注意2
He often helps me in doing my homework.
★Aの後に動名詞が続くとき、前置詞は in を使います。
注意3
He often helps me (to) do my homework.
★Aの後に不定詞を続けることもできます。
通例 to は省略され原形不定詞を用います。
2. He provided[supplied] the children with lunch.
彼はその子ども達に昼食を供給しました。
★provide[supply] A(人) with B
=provide B for A / supply B to A
「A(人)にB(必要なもの)を供給する」
3. She filled a glass with wine.
彼女はグラスにワインをなみなみと注ぎました。
★fill A(容器など) with B
「AをBで満たす」
その他の〈SVO+with+名詞〉の形をとる動詞:
★associate A with B
「AをBと結びつけて考える」
★cover A with B
「AをBで覆う」
★present A(人) with B=present B to A
「AにBを贈る」
★share A(物) with B(人)
「AをBと共有する」
など
問題
英語で言いましょう。
1. 彼はよく私の宿題を手伝ってくれます。
2. 彼はその子ども達に昼食を供給しました。
3. 彼女はグラスにワインをなみなみと注ぎました。
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