「どこ?」「誰が?」「どうして?」などのように、具体的な情報を求める際に用いられるのが、疑問詞です。
疑問詞には、①疑問副詞、②疑問代名詞、③疑問形容詞の3種類があります。
今回もLesson 9 Unit 2に続き疑問代名詞 (who / whom / whose / what / which)のうち、主格の who / what /which を含む疑問文と、その答え方についてお伝えします。
簡単に、Lesson 9 Unit 2 の復習をしておきましょう。
平叙文(肯定文と否定文)の補語(C) (主語の説明をしています)にあたる部分について尋ねる際には「主格の疑問代名詞 (who / what / which)」を使います。
人について尋ねる際は who
物について尋ねる際は what
2つ(人)、4つ(人)、5つ(人)など、限られた選択肢の中から「人や物」を尋ねる際は which
今回は、平叙文(肯定文と否定文)の主語(S) にあたる部分について尋ねる場合についてお伝えします。この場合も「主格の疑問代名詞 (who / what / which)」を使います。
(1) 平叙文 → 疑問詞を含む疑問文 の順に考えてみましょう。
平叙文の太字の部分を疑問詞を使って尋ねましょう。
1.
Mary is my best friend.
メアリーは私の親友です。
Q: Who is your best friend?
A: Mary is.
Q: あなたの親友は誰ですか?
A: メアリーです。
こことても大事!
平叙文の主語にあたる部分を尋ねる際、つまり疑問詞の who / what / which が主語の際は、平叙文と同じ語順になることに注意!
原則的に疑問詞は単数扱いです。
答える際はにも注意が必要です。
平叙文にbe 動詞が使われていれば「主語+be動詞」で答えます。
2.
Tom painted this picture.
トムがこの絵を描きました。
Q: Who painted this picture?
A: Tom did.
Q: 誰がこの絵を描きましたか?
A: トムです。
ここ大事!
答える際、平叙文に一般動詞が使われているときは「主語+代動詞(do / does / did)」で答えます。
代動詞は、動詞の代わりをします。
主語が1人称、2人称、または3人称複数で、時制が現在形の場合は do
主語が3人称単数で、時制が現在形の場合は does
過去形の場合は did を用います。
3.
Rome is the capital of Italy.
ローマはイタリアの首都です。
Q: What is the capital of Italy?
A: Rome is.
Q: イタリアの首都はどこですか?
A: ローマです。
こことても大事!
「イタリアの首都はどこですか?」という日本語につられて、
Where is the capital of Italy?
とする間違いがとても多いので要注意です。
この場合は「西側」のような、地理的な位置を尋ねていることになります。
「場所」ではなく「都市名」が知りたいのですから、疑問詞は where ではなく what を用います。
4.
Tom calls Mary every day.
トムは毎日メアリーに電話します。
Q: Who calls Mary every day?
A: Tom does.
Q: 誰が毎日メアリーに電話しますか?
A: トムです。
5.
Tom helped me yesterday.
トムが昨日私を助けてくれました。
Q: Who helped you yesterday?
A: Tom did.
Q: 誰が昨日あなたを助けてくれたのですか?
A: トムです。
6.
The Internet is useful in my everyday life.
インターネットは日常生活で役立ちます。
Q: What is useful in your everyday life?
A: The Internet is.
Q: 何が(あなたの)日常生活で役立ちますか?
A: インターネットです。
7.
There are two men in this picture.
The tall man is my brother.
この写真には2人男性が写っています。
背の高い方が私の兄です。
Q: Which is your brother?
A: The tall man is.
Q: どちらがあなたのお兄さんですか?
A: 背の高い方です。
問題
英語で言ってみましょう。
1.
Q: あなたの親友は誰ですか?
A: メアリーです。(2語で)
2.
Q: 誰がこの絵を描きましたか?
A: トムです。(2語で)
3.
Q: イタリアの首都はどこですか?
A: ローマです。(2語で)
4.
Q: 誰が毎日メアリーに電話しますか?
A: トムです。(2語で)
5.
Q: 誰が昨日あなたを助けてくれたのですか?
A: トムです。(2語で)
6.
Q: 何が(あなたの)日常生活で役立ちますか?
A: インターネットです。(3語で)
7.
Q: (2人のうち)どちらがあなたのお兄さんですか?
A: 背の高い方です。(4語で)
まとめ
Who / What / which が主語の場合は、Yes / No 疑問文ではなく、平叙文(肯定文と否定文)と同じ語順になることに注意しましょう。
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