「どこ?」「誰が?」「どうして?」などのように、具体的な情報を求める際に用いられるのが、疑問詞です。
疑問詞には、①疑問副詞、②疑問代名詞、③疑問形容詞の3種類があります。
今回は疑問代名詞 (who / whom / whose / what / which)のうち、所有格の whose を含む疑問文と、その答え方についてお伝えします。
平叙文(肯定文と否定文)の所有代名詞 (~のもの)にあたる部分について尋ねる際は、「疑問代名詞の所有格 whose」を使います。
所有代名詞については、こちら↓を参考にしてください。
(1) 平叙文 → Yes / No 疑問文 → 疑問詞を含む疑問文 の順に考えてみましょう。
平叙文の太字の部分を、疑問詞を使って尋ねましょう。
1.
This is my bag. That is Mary's.
これは私のカバンです。あれはメアリーの(カバン)です。
Q: Is that Mary's?
A: Yes, it is.
Q: あれはメアリーの(カバン)ですか?
A: はい、そうです。
Q: Whose is that?
A: It is Mary's.
Q: あれは誰のですか?
A: メアリーのです。
疑問詞の所有格 whose (誰のもの)を文頭におき、Yes / No 疑問文 (is that)が続きます。
Mary's が whose に代わり、文頭に置かれます。
2.
This is my camera. That is my sister's.
これは私のカメラです。あれは私の姉の(カメラ)です。
Q: Is that your sister's?
A: Yes, it is.
Q: あれはあなたのお姉さんの(カメラ)ですか?
A: はい、そうです。
Q: Whose is that?
A: It is my sister's.
Q: あれは誰のですか?
A: 私の姉のです。
疑問詞の所有格 whose (誰のもの)を文頭におき、Yes / No 疑問文 (is that)が続きます。
your sister's が whose に代わり、文頭に置かれます。
注意!
疑問代名詞の所有格 whose (誰のもの)を使うのは、両者(話者と聞き手)が何について話しているのかが分かっている場合です(1. はカバンについて、2. はカメラについて)。
実際には、疑問形容詞の whose(誰の) の後ろに名詞を伴った Whose bag is that? / Whose camera is that? の方がよく使われます。
問題
英語で言ってみましょう。
1.
Q: あれは誰のですか?
A: メアリーのです。
2.
Q: あれは誰のですか?
A: 私の姉のです。
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疑問形容詞については Lesson 9 Unit 6 でお伝えします。
こちら↓も参考にしてください。