ゼロからやり直し英文法

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ゼロからやり直し英文法 |Lesson 12 副詞 | Unit 5 程度を表す副詞

単語の意味や役割によって10のグループに分けられますが、文法上そのグループを品詞と呼びます。

 

今回は10の品詞の一つの副詞についてお伝えします。

 

副詞は、動詞、形容詞、他の副詞、文全体など色々な語句を修飾します。

 

副詞は通常単独で用いられ、前後に前置詞や形容詞などを伴うことはありません。

 

修飾語なので、副詞がなくても文が成り立つのも特徴のひとつです。

 

原則的に副詞は文尾に置かれますが、強調するときや対比するときには文頭に置かれることもあります。

 

副詞はさまざまな内容を表しますが、今回は程度を表す副詞についてお伝えします。

 

 1. I almost forgot about it.

私はそれについて危うく忘れるところでした。

 

副詞の almost(危うく…、もう少しで…するところだ) が、動詞の forgot(原形forget: 忘れる) を修飾しています。

 

 

 2.  Almost all students in this school like the teacher.

この学校のほとんど(全て)の生徒がその先生のことが好きです。

 

副詞の almost(ほとんど) が、形容詞の all(全ての)を修飾しています。

注意

原則的に副詞は名詞を修飾できません。

Almost students in this school …

 

形容詞の most(ほとんどの)は名詞を修飾できます。

Most students in this school …

 

 

 3. He treated me badly.

私は彼からひどい扱いを受けました。

(彼は私をひどく扱いました。)

 

副詞の badly(ひどく) が、動詞の treated(原形treat: ~を扱う) を修飾しています。

 

 

 4.  Thank you very much.

どうもありがとうございます。

 

副詞の much(大いに) が、動詞の thank(~に感謝する) を修飾しています。

副詞の very(非常に) が、副詞の much(大いに) を修飾しています。

 

感謝の意を伝えるときはThank you …が一般的ですが、丁寧に伝えたいときは以下のように言うこともあります。

親切にしていただき、感謝いたします。

I thank you for your kindness.

I would like to thank you for your kindness.

 

 

 5. I really like his music.

私は本当に彼の音楽が好きです。

 

副詞の really(本当に) が、動詞の like(~が好き) を修飾しています。

 

 

 6. We badly need a new leader.

私たちは新しいリーダーを大いに必要としています。

 

副詞の badly(大変) が、動詞の need(~を必要とする) を修飾しています。

 

動詞の need や want と共に badly を用いて、very much と同じような意味を表すことがあります。

 

 

 7. We hardly know him.

私たちは彼のことをほとんど知りません

 

副詞の hardly(ほとんど~ない) が、動詞の know(~を知っている) を修飾しています。

 

注意

「know +人」はお互いに面識がある場合に使います。

話し手が一方的に知っている場合は、以下のように言います。

know about +人  その人の外面的なことについて知っている

know of +人    その人の存在について知っている。聞き知っている。

 

 

 8.  He is absolutely right.

絶対に彼の言う通りです。

(彼は絶対に正しいです。)

 

副詞の absolutely(絶対に) が、形容詞の right(正しい) を修飾しています。

 

 

 9. I will completely accept the truth.

私は真実を完全に受け入れます。

 

副詞の completely(完全に) が、動詞の accept(~を受け入れる) を修飾しています。

 

 

10. He barely passed the exam.

彼はぎりぎりその試験に合格しました。

 

副詞の barely(かろうじて…する) が、動詞の passed(原形 pass: ~に合格する) を修飾しています。

 

 

問題

英語で言ってみましょう。

 

1.  私はそれについて危うく忘れるところでした。

 

 2.  この学校のほとんどの生徒が、その先生のことが好きです。

 

 3.  私は、彼からひどい扱いを受けました。

 

 4.  どうもありがとうございます。

  

 5.  私は、本当に彼の音楽が好きです。

  

 6.  私たちは、新しいリーダーを大いに必要としています。

  

 7.  私たちは、彼のことをほとんど知りません。

 

 8.  絶対に彼の言う通りです。

 

  9.  私は、真実を完全に受け入れます。

 

10.  彼は、ぎりぎりその試験に合格しました。

 

 

状況に合わせて副詞を使い分けられると、表現の幅が広がりますね。 

 

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