ゼロからやり直し英文法

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ゼロからやり直し英文法 |Lesson 15 接続詞 | Unit 2 従位接続詞 | that |whether | if |仮主語と真主語 | 時制の一致

接続詞には「等位接続詞」と「従位接続詞」の2種類があります。

今回は名詞節をつくる従位接続詞についてお伝えします。

 

まず従位接続詞について簡単に説明します。 

従位接続詞は「節と節」を結びます。

」とは、S+Vを含む2語以上の固まりです。

 

従位接続詞は「主節」と「従属節」を結びます。

ここ大事!

主節と従属節は対等な関係ではありません。

主節はそれだけで意味を成しますが、従属節だけでは意味を成しません。

例)子供の頃は(従属節)、毎日外で遊んでいました(主節)。

 

従属節には役割によって名詞節形容詞節副詞節があります。

 

今回は名詞節をつくる従位接続詞についておつたえします。

名詞節は文の主語(S)、補語(C)、目的語(O)の役割をします。

 

品詞については、こちら↓を参考にしてください。www.keiko.work

 

 

(1) that「…ということ

1. It is evident that I was wrong.

私が悪かったことは明らかです。

 

that I was wrong (私が悪かったこと) が文の主語ですが、形式主語と呼ばれる it を主語として用い、真主語と呼ばれる that S' + V' を後に置くのが一般的です。

*主語は「~は」「~が」に当たる言葉です。 

 

これは、主語が長すぎて分かりにくくなるのを防ぐためです。

 

 

2.  I know (that) Mary is Tom's sister.

私はメアリーはトムの姉だということを知っています。

 

(that) Mary is Tom's sister(メアリーはトムの姉だということ) が know の 目的語です。

 

*目的語(O) は「~を」「~に」に当たり、動作の対象になる語です。

 

この that はしばしば省略されます。

 

 

3. The fact is (that) he did not study abroad.

実は彼は留学しませんでした。

 

(that) he did not study abroad(彼は留学しなかったこと)が文の補語(C) です。

*補語(C) は主語(S) の説明をします。

 

この that はしばしば省略されます。

 

よろしければ、こちら↓も参考にしてください。

www.keiko.work

 

補足

名詞の後に that 節が続き、名詞の内容を説明することがあります。この that を同格のthat と呼びます。

例)We were surprised at the news that they got married.

  私達は彼らが結婚したという知らせに驚きました。

 

that 節が the news の内容を説明しています。

 

注意)

関係代名詞の that が導く節は主語や目的語などが欠けている不完全な文ですが、同格の that が導く節は何も欠けていない完全な文です。

 

こちら↓も参考にしてください。

www.keiko.work

 

 

(2) whether / if 「…かどうか」

4.  It depends on the weather whether we will go out tomorrow.

明日私たちが出かけるかどうかは、天気次第です。

 

whether we will go out tomorrow (明日私たちが出かけるかどうか) が文の主語ですが、形式主語と呼ばれる it を主語として用い、真主語と呼ばれる whether S' + V' を後に置くのが一般的です。

*主語は「~は」「~が」に当たる言葉です。 

 

これは、主語が長すぎて分かりにくくなるのを防ぐためです。

 

ここ大事!

whether も if も「…かどうか」という意味を表す接続詞ですが、文の主語(S)になるときは if は使えません

 

 

5.  The question is whether we can trust him.

問題は私たちが彼を信頼できるかどうかです。

 

whether we can trust him(私たちが彼を信頼できるかどうか) が文の補語(C) です。

*補語(C) は主語(S) の説明をします。

 

 

ここ大事!

whether も if も「…かどうか」という意味を表す接続詞ですが、文の補語(C)になるときは if は使えません

 

 

 

6.  I asked her whether〔if〕I could bring my kids.

私は彼女に子どもを連れて行ってもいいかどうか尋ねました。

 

whether〔if〕I could bring my kids(子どもを連れて行ってもいいかどうか) が ask の目的語(O) です。

*目的語(O) は「~を」「~に」に当たり、動作の対象になる語です。

 

ここ大事①

whether も if も「…かどうか」という意味を表す接続詞で、文の目的語(O)になるときは 両方使えます

 

ここ大事② 

I asked のように主節が過去形のとき、従属節も could のように過去形で表します。

これを「時制の一致」といいます。

 

こちら↓も参考にしてください。

www.keiko.work

www.keiko.work

 

 

 

問題

英語で言いましょう。

1.  私が悪かったことは明らかです。 

 

2.  私はメアリーはトムの姉だということを知っています。

 

3.  実は彼は留学しませんでした。

 

4.  明日私たちが出かけるかどうかは、天気次第です。

 

5.  問題は私たちが彼を信頼できるかどうかです。

 

6.  私は彼女に子どもを連れて行ってもいいかどうか尋ねました。

 

 

最後に that と whether〔if〕の違いを確認しておきましょう。

日本語からもわかると思いますが、話者が真実だとわかって「…ということ」という場合は that を、真実かどうかわからず「…かどうか」という場合は whether〔if〕を使います。

 

それぞれの接続詞の使い方を正しく理解しておきましょう。

 

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