ゼロからやり直し英文法

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ゼロからやり直し英文法 |Lesson 29   否定を表す文 Unit 4 二重否定

今回は否定を表す文についてお伝えします。

 

否定を表す文には、次の種類があります。

 

Unit 1 完全否定

★「~ではない」と完全に否定する

使用する語句:

・ not

・ never

・ no

 

Unit 2 準否定

★「ほとんど~ない」と頻度や程度が少ないことを表す

使用する語句:

・ hardly /scarcely / seldom / rarely

・ few / little

 

Unit 3 部分否定と全否定

★「すべてが[いつも、両方とも]~というわけではない」と一部分を否定する部分否定

使用する語句:

・ not + all / every / both / always / necessarily / competely など

 

★「まったく[両方とも]~ではない」と全体を否定する全否定

使用する語句:

・ none / nobody / no ~  / nothing / neither / not ~ any[either]

 

 

Unit 4  二重否定

★否定語を2つ使うことで「肯定」の意味になる

使用する語句:

・ no ~ not

・ never … without ~

・ not unusual

 

 

Unit 5 否定の構文

・ not を使った構文

・ no を使った構文

・ 否定語を使わない構文

 

 

 

Unit 4 では否定語を2つ使った二重否定についてお伝えします。

 

否定語を2つ使うことで「肯定」の意味になるのですが、本来の形の肯定とまったく同じというわけではありません

 

二重否定にすることで、肯定の意味を強める場合と、回りくどい言い回しをすることで、積極的な肯定ではなくややためらう気持ちを表す場合があります。

 

 

例文で確認しましょう。

 

1.  Nothing is impossible to a willing heart.

 やる気のある者にとって、不可能はない。(ことわざ)

 

★nothing と impossible の二重否定で肯定の意味を強めている

 

 

 

2.  There is no one who does not wish for peace.

 平和を願わない人はいません。

 

★no と not の二重否定で肯定の意味を強めている

 

 

 

3.  It is not unusual for beginners to make mistakes.

 初心者にとって間違うことは珍しくありません。

 

★not と unusual の二重否定。肯定の usual と比べると、ややためらう気持ちが入ることが多い

 

 

 

4.  We never meet without a parting.

 会うは別れの始め (ことわざ)

 (直訳:私たちは別れなしで会うことは決してありません。)

 

 

★never と without の二重否定で肯定の意味を強めている

 

 

 

5.  I am not saying I do not like it.

 (私は) それが好きではないと言っているわけではありません。

 

★ not  と not の二重否定。回りくどい言い方で、積極的な肯定ではないことを表している

 

 

問題

英語で言いましょう。

 

1.  やる気のある者にとって、不可能はない。(ことわざ)

 

2.  平和を願わない人はいません。

 

3.  初心者にとって間違うことは珍しくありません。

 

4.  会うは別れの始め (ことわざ)

 

5.  (私は) それが好きではないと言っているわけではありません。

 

 

前の記事はこちら↓

keikoringbasic.hatenablog.jp

 

 

こちら↓も参考にしてください。

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