Lesson 28 では「文の種類」についてお伝えします。
英語には大きく分けて次の4種類の文があります。
1.平叙文
2.疑問文
3.命令文
4.感嘆文
4種類の文には、それぞれ次のような特徴があります。
1.平叙文
物事をありのまま述べる文で、肯定文と否定文があります。
文の終わりにピリオド(.)をつけます。
イントネーションは通例下がり調子(↓)です。
① 肯定文
〈主語+述語動詞....〉の語順
② 否定文
★be動詞の否定文:
〈主語+be動詞+not ....〉の語順
★一般動詞の否定文:
〈主語+do[does / did]+not+動詞の原形....〉の語順
★助動詞のある否定文
〈主語+助動詞+not+動詞の原形....〉の語順
2.疑問文
物事を尋ねる文で、Yes/No 疑問文、WH疑問文、選択疑問文、否定疑問文、付加疑問文、修辞疑問文、間接疑問文があります。
文の終わりに疑問符(?)をつけます。
① Yes/No 疑問文
Yes か No かで答えることができる疑問文です。
イントネーションは通例上がり調子(↑)です。
★be動詞の疑問文:
〈be動詞+主語 ...?〉の語順
★一般動詞の疑問文:
〈Do[Does / Did]+主語+動詞の原形...?〉の語順
★助動詞のある疑問文:
〈助動詞+主語+動詞の原形...?〉の語順
② WH疑問文
疑問詞(when, where, whoなど) を使って「いつ、どこで、何を」などの内容を尋ねる疑問文です。
イントネーションは通例下がり調子(↓)です。ただし、聞き直すときは上がり調子(↑)です。
★疑問詞が主語でない場合:
〈疑問詞+Yes/No 疑問文 ...?〉の語順
★疑問詞が主語の場合:
〈疑問詞+述語動詞 ...?〉の語順
③ 選択疑問文
複数の選択肢の中から選んでもらう疑問文です。
選択肢を or で繋ぎ、〈... A or B?〉の形です。
イントネーションは A (↑) or B (↓)?です。
選択肢が3つ以上ある場合は、 A (↑), B (↑) or C (↓)? のように最後だけ下げ調子です。
④ 否定疑問文
「~ではないのですか」と尋ねる疑問文です。
意外な気持ちや失望などを表します。確認する際にも使われます。
イントネーションは通例上がり調子(↑)です。
⑤ 付加疑問文
平叙文や命令文の後に疑問形をつける疑問文です。
同意を求めたり確認したりする際に使われます。
イントネーションは、相手に同意を求める際は通例上がり調子(↑)で、自分の言うことに自信があり、相手に確認を求める際は下がり調子(↓)です。
★肯定文の後
否定形の付加疑問をつけます。
★否定文の後
肯定形の付加疑問をつけます。
★命令文の後
will[would] you? をつけます。
★〈Let's +動詞の原形 ...〉の後
shall we? をつけます。
⑥ 修辞疑問文
相手に質問するのではなく、自分の意見を強調したり、反語的に「~だろうか、いや、~ではない」と表現する疑問文です。
イントネーションは Yes/No疑問文なら上げ調子(↑)、WH疑問文なら下げ調子(↓)のことが多いです。
★肯定形の修辞疑問文
否定の意味を表します。
★否定形の修辞疑問文
肯定の意味を表します。
⑦ 間接疑問文
疑問文だけが独立しているのではなく、他の文の一部になる疑問文です。
イントネーションと文の終わりは、他の文に合わせます。
例)平叙文なら下がり調子(↓)で最後にピリオド(.)をつけ、Yes/No疑問文なら上がり調子(↑)で最後に疑問符(?)をつける。
3.命令文
相手に命令・指示したり要求したりする文です。
文の終わりにピリオド(.)をつけます。
イントネーションは下がり調子(↓)です。
★相手(2人称)に対する肯定の命令文
〈動詞の原形 ....〉の語順です。
★相手(2人称)に対する否定の命令文
〈Don't[Do not]+動詞の原形 ....〉の語順です。
★相手(2人称)を勧誘したり提案したりする文
〈Let's(+not)+動詞の原形 ....〉の語順です。
4.感嘆文
「なんて~なんだろう」と、感動や驚き、残念な気持ちなどの強い感情を表す文で、Howで始まる文とWhatで始まる文があります。
文の終わりに感嘆符(!)をつけます。
イントネーションは下げ調子(↓)です。
★形容詞や副詞を強調するとき
〈How+形容詞[副詞](+主語+述語動詞)!〉の語順です。
★〈形容詞+名詞〉を強調するとき
〈What(+a/an)+形容詞+名詞(+主語+述語動詞)!〉の語順です。
Unit 4では感嘆文についてお伝えします。
4.感嘆文
「なんて~なんだろう」と、感動や驚き、残念な気持ちなどの強い感情を表す文で、Howで始まる文とWhatで始まる文があります。
文の終わりに感嘆符(!)をつけます。
イントネーションは下げ調子(↓)です。
★形容詞や副詞を強調するとき
〈How+形容詞[副詞](+主語+述語動詞)!〉の語順です。
★〈主語+述語動詞〉は省略可能です。
1. How beautiful this picture is!
この絵はなんて綺麗なのでしょう。
2. How fast he runs!
彼はなんて速く走るのでしょう。
★〈形容詞+名詞〉を強調するとき
〈What(+a/an)+形容詞+名詞(+主語+述語動詞)!〉の語順です。
3. What a beautiful picture this is!
これはなんて綺麗な絵なのでしょう。
4. What a fast runner he is!
彼はなんて足が速い走者なのでしょう。
5. What smart students they are!
彼らはなんて利口な生徒なのでしょう。
問題
英語で言いましょう。
1. この絵はなんて綺麗なのでしょう。
2. 彼はなんて速く走るのでしょう。
3. これはなんて綺麗な絵なのでしょう。
4. 彼はなんて足が速い走者なのでしょう。
5. 彼らはなんて利口な生徒なのでしょう。
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