ゼロからやり直し英文法

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ゼロからやり直し英文法 |Lesson 29   否定を表す文 Unit 1 完全否定

今回は否定を表す文についてお伝えします。

 

否定を表す文には、次の種類があります。

 

Unit 1 完全否定

★「~ではない」と完全に否定する

使用する語句:

・ not

・ never

・ no

 

Unit 2 準否定

★「ほとんど~ない」と頻度や程度が少ないことを表す

使用する語句:

・ hardly /scarcely / seldom / rarely

・ few / little

 

Unit 3 部分否定と全否定

★「すべてが[いつも、両方とも]~というわけではない」と一部分を否定する部分否定

使用する語句:

・ not + all / every / both / always / necessarily / competely など

 

★「まったく[両方とも]~ではない」と全体を否定する全否定

使用する語句:

・ none / nobody / no ~  / nothing / neither / not ~ any[either]

 

 

Unit 4  二重否定

★否定語を2つ使うことで「肯定」の意味になる

使用する語句:

・ no ~ not

・ never … without ~

・ not unusual

 

 

Unit 5 否定の構文

・ not を使った構文

・ no を使った構文

・ 否定語を使わない構文

 

 

 

Unit 1では「~ではない」と完全に否定する完全否定についてお伝えします。

次の3つの語を使います。

1. not

2. never

3. no

 

1.not を使った否定

★ not 自体は副詞ですが、一般動詞の否定文では助動詞と一緒に使うため、動詞の形は原形になります。

 

★ not には、次の2つの働きがあります。

(1) 文否定

述語動詞や助動詞を否定して「~ではない」と文全体を否定する働き

1.  He is not from Italy.

 彼はイタリア出身ではありません。

 

2.  My brother does not like tennis.

 私の兄はテニスが好きではありません。

 

 

 

(2) 語否定

その語句の前に置いて、文全体ではなく特定の語句や節を否定する働きがあります。

3.  I am from Japan, not from China.

 ( = I am not from China, but from Japan.)

 私は中国ではなく日本の出身です。

 

4.  Our teacher told us not to open our textbooks.

 先生は私達に教科書を開けないように言いました。

 

5.  I studied hard, not because I was told to, but because I wanted to.

 ( = I studied hard because I wanted to, not because I was told to.)

 私は、そう言われたからではなく、そうしたかったから一生懸命勉強しました。

 

注)繰り返しを避けるため、不定詞の to の後に前述の動詞句( study hard ) が省略されています。これを不定といいます。

 

不定詞については、こちら↓を参考にしてください。

keikoringbasic.hatenablog.jp

 

 

 

こことても大事!

〈動詞+that節〉の not の位置に注意しましょう。

 

主節に not をつける動詞と that節に not をつける動詞があります。

(1) 主節に not をつける動詞

6.  I do not think that the information is true.

 私はその情報は事実ではないと思います。

 

注) 次の動詞は、 that節ではなく主節に not をつけるのが普通です。

think、believe、guess、suppose、imagine、expect など

 

 

(2) that 節に not をつける動詞

7.  I hope that the project will not be delayed.

 私はそのプロジェクトが延期されないことを望んでいます。

 

注) 次の動詞は 、主節ではなくthat節に not をつけるのが普通です。

hope、wish、fear、be afraid など

 

 

こちら↓も参考にしてください。

www.keiko.work

 

 

 

2.never を使った否定

★ never も副詞で、not と違い単独で使うため、一般動詞の否定文では動詞に 3単現の sがつくことがあります。

 

★ neverは、not と ever 一緒になった語で、主に「一度も~ない、まったく~ない」という意味で否定の状態が一定期間続く場合に使われます。

 

 

never の位置に注意しましょう。

(1) 〈never + 一般動詞〉

8.  MIke never gets angry.

 マイクは決して怒りません。

 

(2) 〈be 動詞 + never〉

9.  You are never too old to learn.

 何歳からでも学ぶことはできます。(ことわざ)

 (直訳:学ぶのに年を取り過ぎているということはありません。)

 

(3)〈助動詞 + never + 動詞の原形〉

10.  I will never forget your kindness.

 私は決してあなたの親切を忘れないでしょう。

 

(4)〈have[has] + never + 過去分詞〉

11.  She has never been abroad.

 彼女は一度も海外へ行ったことがありません。

 

注)abroad は副詞なので、前置詞は不要です。

× to abroad

 

 

 

3.no を使った否定

★ 後ろに名詞を伴って「1つ[1人、少し]の…も~ない」という意味で使い、名詞の数や量がゼロであることを表します。

 

★ 〈no + 名詞〉は〈not ~ any + 名詞〉〈not ~ a + 単数名詞〉とほぼ同じ意味を表します。

 

(1) 〈no + 可算名詞〉

12.  I have no sisters.

 (= I do not have any sisters.)

 私には姉妹がいません。

 

13. I have no wife.

 ( = I do not have a wife.)

 私には妻がいません。

 

注)複数名詞が続くことが多いですが、本来一人[ひとつ]しかない名詞の場合は単数形が続きます。

 

 

(2)〈no + 不可算名詞〉

14.  There is no argument.

 ( = There is not any argument.)

 議論の余地がありません。

 

 

 

問題

英語で言いましょう。

 1.  彼はイタリア出身ではありません。

 

 2.  私の兄はテニスが好きではありません。

 

 3.  私は中国ではなく日本の出身です。

 

 4.  先生は私達に教科書を開けないように言いました。

 

 5.  私は、そう言われたからではなく、そうしたかったから一生懸命勉強しました。

 

 6.  私はその情報は事実ではないと思います。

 

 7.  私はそのプロジェクトが延期されないことを望んでいます。

 

 8.  マイクは決して怒りません。

 

 9 何歳からでも学ぶことはできます。(ことわざ)

 

10.  私は決してあなたの親切を忘れないでしょう。

 

11.  彼女は一度も海外へ行ったことがありません。

 

12.  私には姉妹がいません。

 

13.  私には妻がいません。

 

14.   議論の余地がありません。

 

 

 

前の Lesson はこちら↓

keikoringbasic.hatenablog.jp

 

次の記事はこちら↓

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こちら↓も参考にしてください。

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