ゼロからやり直し英文法

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ゼロからやり直し英文法 |Lesson 30  強調・倒置・挿入・省略・同格  Unit 1 強調・倒置

Lesson 30 では特殊な文について説明します。

 

Unit1 では「強調」と「倒置」についてお伝えします。

 

 

(1)強調構文

It is と that …の間に名詞[句・節]や副詞[句・節]を入れて強調する構文を「強調構文」といいます。

「構文」とはそれだけで意味を成す表現のこと

 

★「強調構文」で動詞・形容詞を修飾することはできません。

 

例文で確認しましょう。

1.  It was my grandmother that[who] met the famous singer last month.

 先月その有名な歌手に会ったのは、私の祖母です。

 

通常の文: My grandmother met the famous singer last year.

     私の祖母は先月その有名な歌手に会いました。

 

 

★「人」を強調する場合は、that の代わりに whoを、「もの」を強調する場合は whichを使うこともあります。

 

 

 

2.  It is because I want to live in Paris that I have been studying French.

 私がずっとフランス語を勉強しているのは、パリに住みたいからです。

 

通常の文: I have been studying French because I want to live in Paris.

 

 

 

3.  It is him[he] that[who] wants to see my mother.

 私の母に会いたがっているのは、彼です。

 

通常の文:He wants to see my mother.

     彼は私の母に会いたがっています。

 

★代名詞を強調する場合、主語でも主格ではなく目的格が使われることがあります。

 

 

ここ大事!

形式主語構文も It is[was] ~ that …の形です。

次のように見分けます。

 

★It is[was] ~ that を取っても完全な文なら「強調構文」です。

例)

It is Tom that visited my grandfather.

Tom visited my grandfather.

 

 

★形式主語構文は 形式主語の It に that 以下を入れたとき、意味が通じます。

例)

It is true that he is my uncle.

That he is my uncle is true.

 

 

 

(2)語句を付け加える強調

4.  I do want to emphasize this.

 私は本当にこのことを強調したいと思います。

 

通常の文: I want to emphasize this.

     私はこのことを強調したいと思います。

 

★本来一般動詞の肯定文に do[does、did] は不要ですが、これらを加えて強調の意味を表します。

 

 

その他、次の語句も強調表現として使います。

on earth いったいぜんたい

 

in the world いったいぜんたい

 

not ~ at all 少しも~ない

 

by no means 決して~ない

など

 

 

 

(3)その他の強調

5.  Tom is the very person for the job.

 トムはその仕事にまさにうってつけの人です。

 

通常の文: Tom is the person for the job.

     トムはその仕事にうってつけの人です。

 

 

★副詞の very は「とても」という意味で形容詞[副詞]の前に置かれますが、形容詞の very は「まさに、ほかならぬ」という意味で名詞の前に置かれます。

 

 

次のような語句も形容詞[副詞]などを強調します。

terribly[awfully] ひどく、とても

 

completely[absolutely] 完全に

 

over and over[again and again] 何度も何度も

など

 

 

 

(4)強調のための倒置

6.  Never have I seen such a beautiful susnset.

 私はこれまでに一度もこんなに綺麗な夕日を見た事がありません。

 

通常の文: I have never seen such a beautiful sunset.

     私はこれまでにこんなに綺麗な夕日を見た事がありません。

 

 

★主語と(助)動詞の語順が逆になることを「倒置」といいます。

 

文語的な表現ですが、否定を表す語句を文頭において否定の意味を強調することがあります。

このとき「倒置」が起こります。

 

 

 

(5)慣用的な倒置

7.  

A:  I met him yesterday. 

B:  So did I [Me, too].

A:  私は昨日彼に会いました。

B:  私もです。

 

★相手の言った肯定の内容に同意するとき、〈So +疑問文の語順〉で表すことがあります。

 

 

8.  

A:  I am not busy now. 

B:  Neither[Nor] am I [Me, neither].

A:  私は今忙しくありません。

B:  私もです。

 

★相手の言った否定の内容に同意するとき、〈So +疑問文の語順〉で表すことがあります。

 

 

 

(6)その他の倒置

9.  Here comes the bus.

 ほら、バスが来たよ。

 

通常の文: The bus comes here.

     バスが来ました。

 

 

 

問題

英語で言いましょう。

 

1.  先月その有名な歌手に会ったのは、私の祖母です。

 

2.  私がずっとフランス語を勉強しているのは、パリに住みたいからです。

 

3.  私の母に会いたがっているのは、彼です。

 

4.  私は本当にこのことを強調したいと思います。

 

5.  トムはその仕事にまさにうってつけの人です。

 

6. 私はこれまでに一度もこんなに綺麗な夕日を見た事がありません。

 

7.  

A:  私は昨日彼に会いました。

B:  私もです。

 

8.  

A:  私は今忙しくありません。

B:  私もです。

 

9.  ほら、バスが来たよ。

 

 

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