今回は否定を表す文についてお伝えします。
否定を表す文には、次の種類があります。
Unit 1 完全否定
★「～ではない」と完全に否定する
使用する語句：
・ not
・ never
・ no
Unit 2 準否定
★「ほとんど～ない」と頻度や程度が少ないことを表す
使用する語句：
・ hardly /scarcely / seldom / rarely
・ few / little
Unit 3 部分否定と全否定
★「すべてが[いつも、両方とも]～というわけではない」と一部分を否定する部分否定
使用する語句：
・ not ＋ all / every / both / always / necessarily / competely など
★「まったく[両方とも]～ではない」と全体を否定する全否定
使用する語句：
・ none / nobody / no ～ / nothing / neither / not ～ any[either]
Unit 4 二重否定
★否定語を２つ使うことで「肯定」の意味になる
使用する語句：
・ no ～ not
・ never … without ～
・ not unusual
Unit 5 否定の構文
・ not を使った構文
・ no を使った構文
・ 否定語を使わない構文
Unit 3では「すべてが[いつも、両方とも]～というわけではない」と一部分を否定する部分否定と、「まったく[両方とも]～ではない」と全体を否定する全否定についてお伝えします。
部分否定と全否定
1. Not all of us are satisfied.（部分否定）
私達全員が満足しているわけではありません。
★1. の all は代名詞
* all には形容詞、副詞の用法もあります
★ not は all を否定している（全員ではない）
2. None of us are satisfied.（全否定）
私達の誰も満足していません。
★ none は代名詞で「誰も[何も]～ではない」という意味
3. Life is not always easy.（部分否定）
人生は必ずしも簡単ではありません。
★ always は副詞
★ not は always を否定している（いつもではない）
4. Life is never easy.（全否定）
= Life is not easy at all.
人生は決して簡単ではありません。
★ never は副詞で「決して…ない」という意味
★ not だけでも全否定を表す。not ~ at all は強調表現
5. I do not know both of them.（部分否定）
私は彼らの両方を知っているわけではありません。
★5. の both は代名詞
* both には形容詞、副詞の用法もあります
★ not は both を否定している（両方ではない）
6. I know neither of them.（全否定）
= I do not know either of them.
私は彼らのどちらも知りません。
★6. の neither は代名詞で「「どちらも…ない」という意味
* neither には形容詞、副詞の用法もあります
★ not ~ eitherも「どちらも…ない」という意味
まとめ
★「すべてが～というわけではない」と３つ以上の一部を否定する部分否定
・ not ＋ all / every
★「両方とも～というわけではない」と２つのうちどちらか一方だということを表す部分否定
・ not ＋ both
★「いつも～というわけではない」と常時、完全、全体ではないことを表す部分否定
・ not ＋ always / necessarily / competely / quite など
★「すべてが～ではない」と３つ以上を否定する全否定
・ none (of ~ )
・ no ~
・no one
・nobody
・not any ~
・never
★「両方とも～ではない」と２つとも否定する全否定
・ neither
・ not ～ either
★「～ではない」と常時、完全、全体を否定する全否定
・ not ~ at all
・ never
問題
英語で言いましょう。
1. 私達全員が満足しているわけではありません。
2. 私達の誰も満足していません。
3. 人生は必ずしも簡単ではありません。
4. 人生は決して簡単ではありません。
5. 私は彼らの両方を知っているわけではありません。
6. 私は彼らのどちらも知りません。
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