名詞を中心にした語のかたまりを名詞構文と呼びます。今回の Lesson では名詞構文についてお伝えします。
日本語では動詞で表すことを、英語では名詞を含む名詞構文で表すことがあります。
英語では名詞構文を使う方が自然な場合も多いので、どんな時に名詞構文を使うか理解しておきましょう。
Unit 4 では〈名詞 + of + 名詞〉型についてお伝えします。
〈of + 名詞〉は所有を表すだけではなく、主語や、目的語、補語の関係を表すこともあります。
文で表すよりも、内容をコンパクトに表すことができます。
例文で確認しましょう。
1. The company announced the resignation of the president.
その会社は社長の辞任を発表しました。
★the president と resign(resignation の動詞形) は主語と動詞の関係
2. They demanded the payment of the debt.
彼らは負債の支払いを要求しました。
★the debt と pay(payment の動詞形) は目的語と動詞の関係
注)元の動詞が demand のような他動詞のときは、主語と動詞の関係になることも、2. のように目的語と動詞の関係になることもあります。
ただし、〈所有格+名詞〉は、目的語と動詞ではなく、主語と動詞の関係と考えられる傾向があり、目的語と動詞の関係は of を使って表される傾向があります。
2. は 〈所有格+名詞〉の the debt's payment とは言いません。
3. He talked about the usefulness of the device.
彼はその装置の利便性について話しました。
★the device と useful(usefulness の形容詞形) は主語と補語の関係
問題
英語で言いましょう。
1. その会社は社長の辞任を発表しました。
2. 彼らは負債の支払いを要求しました。
3. 彼はその装置の利便性について話しました。
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