ゼロからやり直し英文法

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ゼロからやり直し英文法 |Lesson 19 不定詞 | Unit 2 形容詞的用法

今回は不定詞の形容詞的用法についてお伝えします。

 

まずは不定詞について確認しておきましょう。

不定詞〈to + 動詞の原形〉とは:

「~詞」と呼ばれますが、単語の意味や役割によって分けられる10の品詞には含まれません。

 

動詞の働き方の一つで、文中で名詞、形容詞、副詞の役割をします。

 

このように品詞が一つに定まらないことから、不定詞と名付けられたともいわれています。

 

ここ大事!

不定詞は動詞の機能や性質も持っているため、次のような場合もあります。

1.目的語や補語、修飾語を後に続ける

 

2.文中の主語や目的語とは別に、不定詞の意味上の主語や目的語がある

 

3.進行形、受動態、完了形の形がある

 

 

 

今回は形容詞的用法についてお伝えします。

 

不定詞の形容詞的用法とは:

不定詞を含む語句が形容詞の働きをし、直前の(代)名詞がどのような人物なのか説明します。

 

ただし、どんな場合でも to 不定詞で直前の(代)名詞を説明することができるわけではありません。

 

to不定詞を使うのは、(代)名詞との関係が以下のような場合に限られます。

 

1.  (代)名詞が主語の働きをする

1.  She has friends to help her.

 彼女には、彼女を助けてくれる友人がいます。

 

friends help her主語の関係

(Friends help her....)

 

 

2.  We need someone to work with us.

 私たちには、一緒に働く人が必要です。

 

someonework with us主語の関係

(Someone works with us....)

 

 

2.  (代)名詞が動詞の目的語の働きをする

3.  I have a lot of things to do today.

今日、私にはやるべきことがたくさんあります。

 

things do 目的語の関係

(… do a lot of things)

 

 

4.  Would you like something hot to drink?

 何か暖かい飲み物はいかがですか。

 

something drink目的語の関係

(… drink something hot)

 

ここ大事!

something を形容詞(hot) と不定詞の両方が修飾するときは、以下の順番になります。

 

〈something + 形容詞 + to +動詞の原形〉

 

something と形容詞の語順については、こちら↓を参考にしてください。

keikoringbasic.hatenablog.jp

 

 

3.  (代)名詞が前置詞の目的語の働きをする

5.  He has some friends to talk to.

 彼には何人か話をする友達がいます。

 

friends が 前置詞 to目的語の関係

(... talk to some friends….)

 

 

6.  I need a notebook and something to write with.

 私は、ノートと何か書くものが必要です。

 

something が 前置詞 with目的語の関係

(... write with something ....)

 

補足

something to write with とは、鉛筆やペンなどのことです。

 

2.  3.4. は動詞の目的語

3.  5.6. は前置詞の目的語

この2つの違いは、他動詞自動詞かの違いです。

 

他動詞は直後に目的語を伴いますが、自動詞の後に「~に・を・が」を表す(代)名詞を伴う場合は、前置詞が必要です。

 

ここ大事!

自動詞を使うときは前置詞を忘れないようにしましょう。

 

以下はよくある間違いです。

× friends to talk 

→ ○ friends to talk to/with (話をする友達)

 

× someone to work 

→ ○ someone to work with (一緒に働くだれか)

 

 

 

4.  名詞の内容を説明する(同格の関係)

7.  He made a decision to study abroad.

 彼は留学する決心をしました。

 

a decision の具体的な内容が study abroad

(a decision = to study abroad)

 

 

8.  Do you know the way to get a ticket for the musical?

 あなたは、そのミュージカルのチケットを手に入れる方法を知っていますか。

 

the way の具体的な内容が get a ticket for the musical

(the way = to get a ticket for the musical)

 

 

このように、不定詞が 名詞の内容を説明する関係を「同格の関係」と呼びます。

 

ここ大事!

不定詞の同格の関係で使われる名詞は次のような名詞に限られています。

 

迷ったら辞書等で確認しましょう。

curiosity 好奇心

decision 決心

desire 希望

freedom 自由

plan 計画

promise 約束

reason 理由

time 時間

way 方法

など

 

よろしければこちら↓も参考にしてください。

www.keiko.work

 

 

問題

英語で言いましょう。

1.  彼女には、彼女を助けてくれる友人がいます。

 

2.  私たちには、一緒に働く人が必要です。

 

3.  今日、私にはやるべきことがたくさんあります。

 

4.  何か暖かい飲み物はいかがですか。

 

5.  彼には何人か話をする友達がいます。

 

6.  私は、ノートと何か書くものが必要です。

 

7.  彼は留学する決心をしました。

 

8.  あなたは、そのミュージカルのチケットを手に入れる方法を知っていますか。

 

 

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