動詞は用途に応じて語形変化しますが、今回はそのうちの動作動詞の「現在形」の文についてお伝えします。
現在形
Lesson 4 Unit 2 でも説明したように、動詞の形の一つである「現在形」が表すのは、「現在」または「今」のことだけではないので注意が必要です。
ここ大事!
「現在形」は、「過去ー現在ー未来」という広い範囲の時を表します。
「現在形」が表すのは
1.過去から未来までの状態
2.習慣や反復的動作
3.不変の真理
4.未来など他の時制の代用です。
今回はそのうち「不変の真理」「未来など他の時制の代用」についてお伝えします。
1.不変の真理
「過去ー現在ー未来」とずっと変わる事のない真理を表すときにも、現在形が用いられます。ことわざも現在形で表されます。
1. The earth goes around the sun.
地球は太陽の周りを回ります。
2. Time is money.
時は金なり。
3. The sun rises in the east and sets in the west.
太陽は東から昇り西へ沈みます。
注)
✖ The sun rises from the east and sets to the west.
日本語は「~から」昇り「~へ」沈むといいますが、英語では from / to ではなく、両方 in を使うことに注意しましょう。
これは、方向ではなく、「東」や「西」という空間で起こると考えられるためです。
4. Spring comes after winter.
春は冬のあとに来ます。
2.未来など他の時制の代用
5. If it rains, we will stay home tomorrow.
もし雨なら、私たちは明日家にいます。
時や条件を表すwhen(~のとき) や if(もし~なら) などの副詞節の中は、未来のことでも現在形で表します。(副詞節や未来形などについては、後日説明します。)
6. The train leaves at 6:00 am.
その列車は午前6時に出発します。
カレンダーや時刻表など、変更不可能な事柄は未来のことでも現在形で表します。
問題
空欄に適切な単語を入れましょう。
1. The earth ( ) around the sun.
地球は太陽の周りを回ります。
2. Time ( ) money.
時は金なり。
3. The sun ( ) ( ) the east and ( ) ( ) the west.
太陽は東から昇り西へ沈みます。
4. Spring ( ) after winter.
春は冬のあとに来ます。
5. If it ( ), we will stay home tomorrow.
もし雨なら、私たちは明日家にいます。
6. The train ( ) at 6:00 am.
その列車は午前6時に出発します。
まとめ
不変の真理や確定的な予定は現在形で表します。
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