単語の意味や役割によって10のグループに分けられますが、文法上そのグループを品詞と呼びます。
今回は10の品詞の一つの副詞についてお伝えします。
副詞は、動詞、形容詞、他の副詞、文全体など色々な語句を修飾します。
修飾語なので、副詞がなくても文が成り立つのも特徴のひとつです。
今回はこれまでに説明していないその他の副詞についてお伝えします。
1. I went to Italy six months ago.
私は6カ月前にイタリアに行きました。
副詞の ago は、〈期間を表す語句+ago〉の形で、「今から~前」という意味で過去形で使われます。
副詞の ago は単独で使われることはありません。
✖ I went to Italy ago.
2. I lived in USA before.
私は以前アメリカに住んでいました。
副詞の before は、いつの時点かを明確にすることなく、漠然と「以前」という意味で、単独で使われます。
応用編
3. He has eaten crickets before.
彼は以前コオロギを食べたことがあります。
副詞の before は、漠然と「以前」という意味で、現在完了形でも使われます。
★現在完了形については後日お伝えします。
4. He left the company last year which he had joined ten years before.
私は(去年から考えて)10年前に入った会社を昨年辞めました。
副詞の before は、〈期間を表す語句+before〉の形で、「過去のある時点から~前」という意味で過去完了形(大過去)で使われます。
★大過去:過去の二つの出来事を述べる際、後に起こったことは過去形で表します。そして、前に起こったことを過去完了形で表します。この用法を大過去と呼びます。
過去完了形については後日お伝えします。
★which 以下は関係代名詞節です。関係代名詞については後日お伝えします。
still(まだ) の位置に注意!
5. I still do not like him.
私は(それでも)まだ彼のことが好きではありません。
6. I still have the letter from him.
私はまだ彼からの手紙を持っています。
副詞の still は否定語(5.)や一般動詞(6.)の前に置かれます。
7. She is still alive.
彼女はまだ生きています。
8. I can still swim fast.
私はまだ速く泳ぐことができます。
副詞の still はbe動詞(7.)や助動詞(8.)の直後に置かれます。
問題
英語で言ってみましょう。
1. 私は6カ月前にイタリアに行きました。
2. 私は以前アメリカに住んでいました。
3. 私は(それでも)まだ彼のことが好きではありません。
6. 私はまだ彼からの手紙を持っています。
7. 彼女はまだ生きています。
8. 私はまだ、速く泳ぐことができます。
ago と before の違いや、still の位置に気をつけましょう。
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