ゼロからやり直し英文法

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ゼロからやり直し英文法 |Lesson 19 不定詞 Unit 9 不定詞が表す「時」 | seem to ~

今回は〈seem to ~〉の不定詞が表す「時」についてお伝えします。

 

まずは不定詞について確認しておきましょう。

不定詞とは:

「~詞」と呼ばれますが、単語の意味や役割によって分けられる10の品詞には含まれません。

 

動詞の働き方の一つで、文中で名詞、形容詞、副詞の役割をします。

 

このように品詞が一つに定まらないことから、不定詞と名付けられたともいわれています。

 

ここ大事!

不定詞は動詞の機能や性質も持っているため、次のような場合もあります。

1.目的語や補語、修飾語を後に続ける

 

2.文中の主語や目的語とは別に、不定詞の意味上の主語や目的語がある

 

3.進行形、受動態、完了形の形がある

 

 

〈seem to ~〉

今回は 〈seem to ~ 〉についてお伝えします。

「~と思われる」という意味で話者の判断や見方を表します。

 

〈It seems that ….〉の形に書き換えることができますが、不定詞を用いた形の方が多用されます。

 

 

 

不定詞が表す「時」

1.  〈to + 動詞の原形〉

述語動詞と同じ「時」を表します。

 

1.  That man seems to know you.

 = It seems that that man knows you.

 あの男性は、あなたのことを知っているようです。

 

seems (~のようです)は 現在

to know (知っている) も 現在

 

 

2.  She does not seem to know Tom.

 = It does not seem that she knows Tom.

 彼女はトムのことを知らないようです。

 

does not seem (~ではないようです) は 現在

to know (知っている) も 現在

 

 

3.  She seemed ( to be ) sad.

 = It seemed that she was sad.

 彼女は悲しそうでした。

 

seemed (~のようでした) は 過去

to be (~です) も 過去

 

注意

to be はしばしば省略されます。

 

 

 

2.  〈to have + 過去分詞〉

述語動詞よりも前の「時」を表します。

 

4.  She seems to have been sick.

 = It seems that she was sick.

 彼女は病気だったように見えます。

 

seems (~のようです) は 現在

to have been (~だった) は 過去

 

 

5.  He seems to have lost his watch.

 = It seems that he lost his watch.

 彼は腕時計を紛失したようです。

 

seems (~のようです) は 現在

to have lost (~を紛失した) は 過去

 

 

6.  He seemed to have been rich.

 = It seemed that he had been rich.

 彼は裕福だったようでした。

 

seemed (~のようでした)  は 過去

to have been (~だった) は さらに過去(大過去)

 

 

 

問題

英語で言いましょう。

1.  あの男性は、あなたのことを知っているようです。

 

2.  彼女はトムのことを知らないようです。

 

3.  彼女は悲しそうでした。

 

4.  彼女は病気だったように見えます。

 

5.  彼は腕時計を紛失したようです。

 

6.  彼は裕福だったようでした。

 

 

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