今回は分詞を使った構文についてお伝えします。
まずは、分詞について確認しておきましょう。
分詞とは
簡単にいうと、分詞とは動詞が形容詞に変化したものです。
注) ただし、「分詞構文」は副詞(句)です。
動詞と形容詞の性質を分かち持っているということからつけられたという説もあります。
形容詞
形容詞についても簡単に確認しておきましょう。
★形容詞は名詞の状態や性質を説明します。
★分詞の場合は元々が動詞なので、long / tall / pretty などのような通常の形容詞と違い、「気持ちや動きを表す形容詞」と考えることができます。
★形容詞には名詞を直接する限定用法と、文中の補語(C)として用いられる叙述用法があります。
形容詞の限定用法と叙述用法については、こちら↓を参考にしてください。
今回は分詞を使った構文についてお伝えします。
そのまま覚えてしまいましょう。
(1) 〈go + ~ing(現在分詞)〉~しに行く
1. They went shopping in a department store.
彼らはデパートへ買い物に行きました。
ここ大事!
「行き先」ではなく、「shoppingをする場所」なので、前置詞は to ではなく in[at] を使います。
その他の表現:
go camping キャンプに行く
go dancing 踊りに行く
go fishing 釣りに行く
go hunting 狩りに行く
go jogging ジョギングをしに行く
go sailing 船に乗りに行く
go skiing スキーをしに行く
go surfing サーフィンをしに行く
go swimming 泳ぎに行く
go walking ウォーキングをしに行く
など
(2) 〈be busy +~ing(現在分詞)〉 ~するのに忙しい
2. He is busy playing video games.
彼はテレビゲームをするのに忙しいです。
注)
現在分詞の前に前置詞の in が使われることもありますが、通例省略されます。
(3) 〈have trouble[difficulty] +~ing(現在分詞)〉~するのに苦労する
3. I had trouble falling asleep.
なかなか寝付けませんでした。(眠りにつくのに苦労しました)
★fall asleep 眠りにつく
fall 自動詞 ~の状態になる
asleep 形容詞 (通例叙述用法で)眠って
注)
現在分詞の前に前置詞の in が使われることもありますが、口語では通例省略されます。
(4) 〈spend +目的語(時間・金・労力など)+~ing(現在分詞)〉~して(目的語)を費やす
4. I spent an hour doing my homework yesterday.
昨日、宿題をするのに1時間かかりました。
5. She spent most of the day taking a nap.
彼女は一日の大半を昼寝をして過ごしました。
(5) 〈There + be動詞 + 主語 + 分詞〉主語が~している[されている]
ここ大事!
there is 構文(~がいる[ある])は、初めて話題にのぼる人物の存在を表す表現です。
主語の後に分詞を続けて主語の状況を表すことができます。
現在分詞と過去分詞
分詞には現在分詞(-ing)と過去分詞(-ed)があります。
どちらを使うかは、修飾する名詞との関係で判断しますが、元の動詞が他動詞か自動詞かによって選び方が違います。
★この構文は、主語との関係を確認します。
元の動詞が他動詞の場合
現在分詞:能動
過去分詞:受動
元の動詞が自動詞の場合
現在分詞:進行中・状態
過去分詞:完了
6. There were some students studying in the library.
図書館で数人の生徒が勉強していました。
★study は自動詞で「勉強する」という意味。
★some students が今勉強しているところ。→ 進行中 → 現在分詞
7. There are only three days left until the deadline.
締め切りまで3日しか残されていません。
★leaveは他動詞で「~を残す」という意味。
★only three days は残される。→ 受動 → 過去分詞
問題
英語で言いましょう。
1. 彼らはデパートへ買い物に行きました。
2. 彼はテレビゲームをするのに忙しいです。
3. なかなか寝付けませんでした。
4. 昨日、宿題をするのに1時間かかりました。
5. 彼女は一日の大半を昼寝をして過ごしました。
6. 図書館で数人の生徒が勉強していました。
7. 締め切りまで3日しか残されていません。
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