接続詞には「等位接続詞」と「従位接続詞」の2種類があります。
今回は「条件」を表す従位接続詞についてお伝えします。
まず従位接続詞について簡単に説明します。
従位接続詞は「主節」と「従属節」を結びます。
「節」とは、S+Vを含む2語以上の固まりです。
ここ大事!
主節と従属節は対等な関係ではありません。
主節はそれだけで意味を成しますが、従属節だけでは意味を成しません。
例)子供の頃は(従属節)、毎日外で遊んでいました(主節)。
従属節には役割によって名詞節、形容詞節、副詞節があります。
今回は「もし…なら」「もし…でなければ」という意味を表す従位接続詞 についてお伝えします。
これらの接続詞が導く節は副詞節で、この節がなくても文が成り立ちます。
品詞については、こちら↓を参考にしてください。www.keiko.work
(1) if「もし…なら」
1. You can eat dinner with us tonight if you like.
よかったら今晩私たちと一緒に夕飯を食べることができますよ。
* if you like: よろしければ
コンマについて
「接続詞+節」が前半にくるときは、どこが節の最後かがわかるように「, (コンマ)」が必要ですが、後半にくるときは必ずしも必要ありません。
If you like, you can eat dinner with us tonight .
You can eat dinner with us tonight if you like.
2. If it is warm tomorrow, let's play tennis.
もし明日暖かかったらテニスをしましょう。
ここ大事①
時や条件を表す副詞節の中では、未来におこることでも未来形ではなく現在形または現在完了形を用います。
× If it will be warm tomorrow, let's play tennis.
詳しくはこちら↓を参考にしてください。
3. If (you are) invited, you have to buy a present.
もし招待されているのなら、あなたはプレゼントを買わなくてはいけません。
4. If (it is) possible, can you tell us about this?
もし可能なら、このことについて私たちに話してくれますか?
ここ大事②
when、while、if などで導かれる副詞節の主語が主節の主語と同じ時、「主語+be動詞」を省略することができます。
また、if necessary(必要なら)、if possible(可能なら) などの慣用表現は、主語が主節と違っていても「主語+be動詞」を省略することができます。
よろしければ、こちら↓も参考にしてください。
(2) unless「もし…でなければ」
5. Let's play soccer tomorrow unless it rains.
雨が降らないかぎり、明日サッカーをしましょう。
ここ大事①
時や条件を表す副詞節の中では、未来におこることでも未来形ではなく現在形または現在完了形を用います。
× Let's play soccer tomorrow unless it will rain.
ここ大事②
if … not をunless に言い換えることが可能ですが、どんな時でも言い換えられるわけではありません。
unless は原則的に話者が起こりにくいと思っていることについて述べますが、if … not は違います。
5. では、「明日雨が降る事はほぼないだろう」と思っているため、unless を使っています。
問題
英語で言いましょう。
1. よかったら今晩私たちと一緒に夕飯を食べることができますよ。
2. もし明日暖かかったらテニスをしましょう。
3. もし招待されているのなら、あなたはプレゼントを買わなくてはいけません。
4. もし可能なら、このことについて私たちに話してくれますか?
5. 雨が降らないかぎり、明日サッカーをしましょう。
特に unless の使い方に注意が必要です。
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こちら↓も参考にしてください。