接続詞には「等位接続詞」と「従位接続詞」の２種類があります。
今回は「条件」を表す従位接続詞についてお伝えします。
まず従位接続詞について簡単に説明します。
従位接続詞は「主節」と「従属節」を結びます。
「節」とは、S＋Vを含む２語以上の固まりです。
ここ大事！
主節と従属節は対等な関係ではありません。
主節はそれだけで意味を成しますが、従属節だけでは意味を成しません。
例）子供の頃は（従属節）、毎日外で遊んでいました（主節）。
従属節には役割によって名詞節、形容詞節、副詞節があります。
今回は条件を表す従位接続詞 についてお伝えします。
これらの接続詞が導く節は副詞節で、この節がなくても文が成り立ちます。
品詞については、こちら↓を参考にしてください。www.keiko.work
(1) as long as
①「時」「…の間は / …の限り」(while)
1. I will never forget it as long as I live.
生きている限り、私はそれを決して忘れないでしょう。
2. You can stay here as long as you like.
好きなだけここにいていいですよ。
コンマについて
「接続詞＋節」が前半にくるときは、どこが節の最後かがわかるように「, (コンマ)」が必要ですが、後半にくるときは必ずしも必要ありません。
As long as I live, I will never forget it.
I will never forget it as long as I live.
②「条件」「…しさえすれば」(if only)
3. I will go there as long as you go with me.
あなたが私と一緒に行くのなら、私はそこへ行きます。
ここ大事
時や条件を表す副詞節の中では、未来におこることでも未来形ではなく現在形または現在完了形を用います。
✖ I will never forget it as long as I will live. (時)
✖ I will go there as long as you will go with me. (条件)
詳しくはこちら↓を参考にしてください。
(2) 「程度・限界」as far as「…する範囲では」
4. As far as I know, she is one of the best tennis players.
私が知る限り、彼女は最も素晴らしいテニスプレーヤーの一人です。
補足
次のような使い方もあります。
as far as I can see 見える限り/見渡す限り
as far as I am concerned 私に関する限り
as far as I can recall 思い出せる限り
as far as I remember 覚えている限り
as far as we know わかる範囲では
as far as we can predict 予測できる範囲では
as far as it goes 今のところ
as far as money goes お金に関しては
as far as circumstances permit 状況が許す限り
など
(3) once「いったん…すると」
5. Once you make a decision, you should stick to it.
一度決めたら、やり通した方がいいですよ。
＊stick to ～：～にこだわる、やり通す
補足
once には「一度」という意味の副詞の用法もありますが、このように接続詞の用法もあります。
よろしければ、こちら↓も参考にしてください。
問題
英語で言いましょう。
1. 生きている限り、私はそれを決して忘れないでしょう。
2. 好きなだけここにいていいですよ。
3. あなたが私と一緒に行くのなら、私はそこへ行きます。
4. 私が知る限り、彼女は最も素晴らしいテニスプレーヤーの一人です。
5. 一度決めたら、やり通した方がいいですよ。
まとめ
「…の限り」と覚えていると混同するので、as long as は条件、as far as は範囲と覚えておくとよいでしょう。
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