今回は受動態で表すのが自然な表現についてお伝えします。
まずは能動態と受動態の違いについて確認しましょう。
能動態:
「~する」という意味を表す動詞の形
動作をする人物が主語
受動態:
「~される」という意味を表す動詞の形
動作をされる人物が主語
能動態の目的語(O)が受動態の主語(S)になる。
主に〈be動詞+過去分詞〉の形で表される
主語と時制によってbe動詞を変化させます。
日本語では能動態が自然でも、英語では受動態が自然な場合があります。
たとえば日本語の「驚いた」は、英語では「驚かされた」のように受動態で表すのが自然です。
動詞の意味を考えるとその理由がわかります。
例えば、surprise の意味を「驚く」のように自動詞として覚えている人が多いのですが、正しくは他動詞で「驚かせる」という意味です。
「驚いた」と言いたい場合は、「(~によって)驚かされた」のように受動態で表します。
自動詞と他動詞については、こちら↓を参考にしてください。
1.感情を表す表現
1. I was surprised at his answer.
私は彼の返答に驚きました。
surprise ~を驚かせる
be surprised at ~ ~に驚く
2. She is satisfied with our service.
彼女は私たちのサービスに満足しています。
satisfy ~を満足させる
be satisfied with ~ ~に満足する
3. I am interested in European history.
私は西洋史に興味があります。
interest ~に興味を持たせる
be interested in ~ ~に興味がある
その他:
be shocked at ~ ~にショックを受ける
be disappointed at 〔in、with〕~ ~にがっかりする
be pleased with ~ ~に喜ぶ
be excited about 〔at〕~ ~に興奮する
be frightened of ~ ~を怖がる
be worried about ~ ~を心配する
など
2.被害を表す表現
4. He was killed in a car accedent last year.
彼は昨年、車の事故で亡くなりました。
kill ~を殺す
be killed (戦争や事故で)亡くなる
5. She was injured because of a traffic accident.
彼女は交通事故でケガをしました。
injure ~を傷つける
be inured 怪我をする
6. My flight is delayed about 30 minutes.
私の乗る飛行機は30分ほど遅れています。
delay ~を遅らせる
be delayed 遅れる
3. その他の表現
7. She was born in Paris.
彼女はパリで生まれました。
bear (女性が子)を産む
注意)
「女性が子どもを産む」は、bear の能動態 より、give birth to ~で表すのが一般的。
例)She gave birth to a girl yesterday.
彼女は昨日女の子を産みました。
be born 生まれる
問題
英語で言いましょう。
1. 私は彼の返答に驚きました。
2. 彼女は私たちのサービスに満足しています。
3. 私は西洋史に興味があります。
4. 彼は昨年、車の事故で亡くなりました。
5. 彼女は交通事故でケガをしました。
6. 私の乗る飛行機は30分ほど遅れています。
7. 彼女はパリで生まれました。
日本語の言葉を英語に置き換えるのではなく、自然な表現を覚えておきましょう。
前の記事はこちら↓
次の Lesson はこちら↓
こちら↓も参考にしてください。