英語では人や動物ではない無生物のものを主語にすることがあります。
すべての動詞が無生物を主語にできるわけではありません。
無生物が主語になる文は主に次の種類があります。
1.主語が~する (自動詞)
2.主語が何かに対して~する (他動詞)
Unit 1 では主に自動詞を用いて、「無生物主語が~する」というタイプの文についてお伝えします。
1. The door will not open.
そのドアはどうしても開きません。
★この open は自動詞で「ドア、窓、目などが開く」という意味。
補足
この will は「どうしても~しない」という強い否定を表します。
詳しくはこちら↓を参考にしてください。
2. This book sold well.
この本はよく売れました。
★この sell は自動詞で「商品などが売れる」という意味。
3. This knife cuts well.
このナイフはよく切れます。
★この cut は自動詞で「刃物などが切れる」という意味。
4. This car handles easily.
この車は簡単に操作できます。
★この handle は自動詞で「車や機械などが操作できる」という意味。
5. This sweater wears well.
このセーターは長持ちします。
★この wear は自動詞で「衣類などが長持ちする」という意味です。
比較
無生物を主語にした受動態との違いに注意しましょう。
★自動詞を使った能動態の文は、無生物自体の能力や可能性を示します。
★他動詞を使った受動態の文は、その動作をする人の能力や可能性を示します。
例)
4. This car handles easily.
★この車自体の操縦性が優れている。
4'. This car is handled easily.
★この車を運転する人の操縦する力が優れている。
補足:
このように無生物を主語にして使うことができる動詞は次のような動詞に限られています。
bake 焼ける
cook 料理される
cut 切れる
eat 食べられる
feel 手触りが~だ
keep もつ
lock 鍵がかかる
open 開く
read ~と書かれている
ride 乗れる
sell 売れる
tear 破れる
wash 布地などが洗濯がきく、洗剤などが洗浄力がある
wear 使用に耐える
など
問題
英語で言いましょう。
1. そのドアはどうしても開きません。
2. この本はよく売れました。
3. このナイフはよく切れます。
4. この車は簡単に操作できます。
5. このセーターは長持ちします。
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