ゼロからやり直し英文法

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ゼロからやり直し英文法 |Lesson 16 5文型 | Unit 3  第2文型

英語には日本語の助詞に相当するものはなく、語順で文の役割を判断します。

 

その語順は5つの型に分けられますが、その5つの型を5文型と呼びます。

 

今回は第2文型についてお伝えします。

 

5文型についてはこちら↓を参考にしてください。

keikoringbasic.hatenablog.jp

 

 

文の要素

英語の文は主語(S)述語動詞(V)目的語(O)補語(C)4つの要素で成り立っています。

 

第2文型の文の要素は主語 (S)述語動詞(V)補語(C)ですが、「副詞」や「前置詞+名詞」などの修飾語句加わることが多いです。

 

副詞は Lesson 12、前置詞は Lesson 14を参考にしてください。

 

第2文型のポイント

補語主語の説明をしています。

 

 

品詞

主語 (S) には名詞

 

述語動詞(V) には動詞

 

補語(C) には名詞形容詞、特定の場合に限り動詞

 (動詞が使われる場合については後日説明します)

 

が使われます。

 

 

自動詞と他動詞

第2文型に使うのは自動詞です。

 

第1文型と違い、第2文型は自動詞の後に名詞や形容詞などの補語を伴います

 

自動詞と他動詞については、こちら↓を参考にしてください。 

keikoringbasic.hatenablog.jp

 

 

 

第2文型の文

1.  My brother became a writer after he worked as a teacher for 10 years.

 私の兄は、教師として10年間働いた後で作家になりました。

 

主語 (S)  brother

 

述語動詞 (V) became

 

補語(C)     writer (名詞)

 

修飾語句

after he worked as a teacher for 10 years(副詞節)

 

第2文型のポイント

補語の writer主語の brother の説明をしています。

 

  

副詞節については、こちら↓を参考にしてください。 

 

keikoringbasic.hatenablog.jp

 

 

2. The leaves will turn red in a few weeks.

 葉はあと数週間で紅葉するでしょう。

 

主語 (S)  leaves

 

述語動詞 (V) will turn

 

補語(C)     red (形容詞)

 

修飾語句

in a few weeks(前置詞+名詞)

 

第2文型のポイント

補語の red が主語の leaves の説明をしています。

 

3. My dream came true when I passed the examination.

 その試験に合格したとき、私の夢がかないました。

 

主語 (S)  dream

 

述語動詞 (V) came

 

補語(C)     true (形容詞)

 

修飾語句

when I passed the examination(副詞節)

 

第2文型のポイント

補語の true が主語の dream の説明をしています。

 

ここ大事

comeの後に形容詞を置くと「来る」ではなく「~になる」という意味になりますが、どんな形容詞でも当てはまるわけではありません

 

例えば happyという形容詞を続けることはできません。

「幸せになった」というときは、come … ではなく become happyなどといいます。

 

 

〈come(~になる) +形容詞〉の例

話者にとって好ましい状態になるときと、un-で始まる形容詞が続く傾向がある。

 

come true 実現する

 

come (all) right うまくいく

 

come alive 生き生きする

 

come easy 簡単になる

 

come expensive 高くつく

 

come cheap 安くつく

 

come untired ひもなどがほどけてくる

など

 

 

4.  If anything goes wrong, please call me.

 もしものことがあれば(悪いことになれば)私に電話してください。

 

この文の主節の動詞は call目的語がmeです。

 

ここでは従属節の文の要素に注目しましょう。

主語 (S')  anything

 

述語動詞 (V') goes

 

補語(C')     wrong (形容詞)

 

 

第2文型のポイント

補語の wrong が主語の anything の説明をしています。

 

ここ大事

goの後に形容詞を置くと「行く」ではなく「~になる」という意味になりますが、どんな形容詞でも当てはまるわけではありません

 

例えば excitedという形容詞を続けることはできません。

「興奮した」というときは、go… ではなく get /become excitedなどといいます。

 

 

〈go(~になる) +形容詞〉の例

話者にとって好ましくない状態になる意味を持つ形容詞が続く傾向がある。

 

go bad 腐る、悪くなる

 

go blind 盲目になる

 

go sour すっぱくなる、腐る

 

go crazy〔mad〕 おかしくなる

 

go wild 興奮する

 

go bankrupt 倒産する

 

go dark〔black〕 暗くなる

など

 

 

 

5.  He looked tired when he came home.

 帰宅したとき、彼は疲れているように見えました。

 

 

主語 (S)  he

 

述語動詞 (V) looked

 

補語(C)     tired (形容詞)

 

修飾語句

when he came home(副詞節)

 

第2文型のポイント

補語の tired が主語の he の説明をしています。

 

 

 

比較

He was tired ....

のように be動詞を使うと「疲れていた」と断定している。

 

He looked tired ....

のように look を使うと「疲れているように見えた」と話者からみた様子を伝えている。

 

 

6.  He remained silent for a moment.

 少しの間彼は黙ったままでした。

 

 

主語 (S)  he

 

述語動詞 (V) remained

 

補語(C)     silent (形容詞)

 

修飾語句

for a moment(前置詞+名詞)

 

第2文型のポイント

補語の silent が主語の he の説明をしています。

 

 

7.  That sounds good.

 (何かを聞いた後で)それはいいですね。

  

主語 (S)  that

 

述語動詞 (V) soudns

 

補語(C)     good (形容詞)

 

第2文型のポイント

補語の good が主語の that の説明をしています。

 

 

 

第2文型でよく使われる動詞①

第2文型では 次のような「変化」を表す動詞がよく使われます。

 

become ~になる

 

get ~になる

 

turn ~になる〔~に変わる〕

 

come ~になる(通例良い変化)

 

go ~になる(通例悪い変化)

 

grow (次第に)~になる

など

 

 

第2文型でよく使われる動詞②

第2文型では 次のような「様子」を表す動詞がよく使われます。

 

look ~のように見える

 

seem ~のように見える

など

 

 

 

 

第2文型でよく使われる動詞③

第2文型では 次のような「状態」を表す動詞がよく使われます。

 

 

be動詞 ~である

 

remain ~のままでいる

 

keep ずっと~である

 

stay ~のままでいる

など

 

 

第2文型でよく使われる動詞④

第2文型では 次のような「感覚」を表す動詞がよく使われます。

 

sound ~に聞こえる〔思える〕

 

feel ~の感じがする

 

smell ~のにおいがする

 

taste ~の味がする

など

 

 

 

問題

英語で言いましょう。

 

1.  私の兄は、教師として10年間働いた後で作家になりました。

 

2. 葉はあと数週間で紅葉するでしょう。

 

3. その試験に合格したとき、私の夢がかないました。

 

4.  もしものことがあれば(悪いことになれば)私に電話してください。

 

5. 帰宅したとき、彼は疲れているように見えました。

 

6.  少しの間彼は黙ったままでした。

 

7.  (何かを聞いた後で)それはいいですね。

 

第2文型でよく使う動詞はある程度限られるので、この機会に覚えてしまいましょう!!

 

 

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