今回は助動詞を含む能動態と受動態についてお伝えします。
まずは能動態と受動態の違いについて確認しましょう。
能動態:
「~する」という意味を表す動詞の形
動作をする人物が主語
受動態:
「~される」という意味を表す動詞の形
動作をされる人物が主語
能動態の目的語(O)が受動態の主語(S)になる
主に〈be動詞+過去分詞〉の形で表される
主語と時制によってbe動詞を変化させる
今回のように助動詞が含まれる場合は
〈助動詞(+not)+be+過去分詞〉の形で表される
能動態の文
1. We cannot see stars tonight.
今夜私たちは星を見ることができません。
受動態の文
2. Stars cannot be seen tonight (by us).
直訳: 今夜(私たちによって)星は見られることができません。
敢えて言う必要がないときや、「見えない」という事実を伝えたいときは、受動態では動作主 は省略される。
能動態の目的語の stars が受動態の主語になり、〈助動詞+not+be+過去分詞〉が続く。
能動態の文
3. You must finish your report by tomorrow.
あなたは明日までにレポートを提出しなければいけません。
受動態の文
4. Your report must be finished by tomorrow (by you).
直訳: あたなのレポートは(あなたによって)終えられなければいけません。
敢えて言う必要がないときや、「終えなければならない」という事実を伝えたいときは、受動態では動作主 は省略される。
能動態の目的語の your report が受動態の主語になり、〈助動詞+be+過去分詞〉が続く。
能動態の文
5. You should consider her feelings.
あなたは彼女の気持ちを考慮した方がいいですよ。
受動態の文
6. Her feelings should be considered (by you).
直訳: 彼女の気持ちが(あなたによって)考慮された方がいいですよ。
敢えて言う必要がないときや、「考慮されなければならない」という事実を伝えたいときは、受動態では動作主 は省略される。
能動態の目的語の her feelings が受動態の主語になり、〈助動詞+be+過去分詞〉が続く。
問題
英語で言いましょう。
1. 今夜私たちは星を見ることができません。
2. 直訳: 今夜(私たちによって)星は見られることができません。
3. あなたは明日までにレポートを提出しなければいけません。
4. 直訳: あたなのレポートは(あなたによって)終えられなければいけません。
5. あなたは彼女の気持ちを考慮した方がいいですよ。
6. 直訳: 彼女の気持ちが(あなたによって)考慮された方がいいですよ。
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