英語は同じ名詞を繰り返さないという特徴があります。
例えば、一度「田中さん」という名前が出たら、次からは「田中さん」という名前を繰り返すのではなく、代名詞を使って表します。また、(名詞の代わりではなく)最初から代名詞を使う場合もあります。
単語の意味や役割によって10のグループに分けられますが、文法上そのグループを品詞と呼びます。
今回は10の品詞の一つの代名詞についてお伝えします。
代名詞には人称代名詞、指示代名詞、不定代名詞の3種類があります。
まずは人称代名詞について説明します。
人称代名詞には 1人称、2人称、3人称があります。
人称代名詞は主格、所有格、目的格のように格変化します。
所有代名詞と再帰代名詞も人称代名詞に含まれます。
1.人称
代名詞は3つの人称に分けられます。
「人」という字が入っていますが、人だけではなく物も含まれます。
同じ人称は同じ代名詞を使います。
なお、単数か複数かによっても違います。
1人称: 話者(単数)
話者を含む複数の人(複数)
2人称: 相手(単数)
相手を含む複数の人(複数)
3人称: 1人称と2人称以外の全ての
一人の人や一つの物(単数)
複数の人や物(複数)
2.格
代名詞といえば、I / my / me / he / his / him などと覚えた記憶がある方も多いと思います。人称代名詞はこのように色々な形があります。(格変化といいます)
人称代名詞には主格、所有格、目的格、所有代名詞、再帰代名詞があり役割によって使い分けます。
「格」というと難しそうですが、代名詞の「色々な形」と考えると、分かりやすいかもしれません。
例)
主語(~は、~が)に使われるのは主格
目的語(~を、~が、~に)に使われるのは目的格
〇 I like baseball. (〇主語に主格)
✖ Me like baseball.(✖主語に目的格)
〇 Tom likes me. (〇目的語に目的格)
✖ Tom likes I. (✖目的語に主格)
3.人称と代名詞
それぞれの人称と代名詞の主格は以下の通りです。
1人称 単数 I
複数 we
2人称 単数 you
複数 you
3人称 単数 男性 he / 女性 she / 物 it
複数 they
問題
次の名詞を代名詞(主格)で表しましょう。
1. my sister and I
2. Tom
3. Tom and Mary
4. you and your brother
5. Mary
6. my watch
7. my coworkers
8. my books
9. my father
10. Tom's mother
解答
1. we ← my sister and I
2. he ← Tom
3. they ← Tom and Mary
4. you ← you and your brother
5. she ← Mary
6. it ← my watch
7. they ← my coworkers
8. they ← my books
9. he ← my father
10. she ← Tom's mother
まずは主格が正しく使えるようになりましょう。
品詞については、こちら↓も参考にしてください。
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こちら↓も参考にしてください。